次の世代の「水道」の為に

「次の世代の水道の為に」という市で発行しているパンフレットを見て、新ためて議員としても、水道事業についての統合について真剣に考え取り組まなければいけない事だと思っています。

水は水道の蛇口をひねればいつでも水が出てくるものだと思っていましたが、多くの人の努力によって成り立って運営されている事が、議員になってから、より分かってきたと共に問題がある事も分かりだしました。もともと全国的にみて、富士市の水は美味しく、水道料金も全国で3番目に安い水準で水には恵まれた地域です。その水に関して、市で経営している水道事業の他に16の簡易水道組合がありましたが、5つの簡易水道組合が統合が進めれる事となり2つが取り組み後の3つも順次進められていきますが、残りの11の簡易水道組合あわせて、市の経営とは別に地域の役員さんで運営されている安価でおいしい水が提供されています。市の水道料金よりも簡易水道での水道料金はさらに安いです。しかしながら、簡易水道組合を続けていく上で、水道を取り巻く老朽化に伴う環境変化や地震等による災害の心配、後継者や技術継承の問題、運営に対する負担も多く問題を水道事業に抱えている状況でもあります。市で基本計画を策定し、11の簡易水道組合に対しての統合として、平成25年から平成32年までに事業費40億をかけ取り組むとしています。しかしながらそれだけの予算では到底賄いきれず、各組合での相当分の負担はあり、財政的な面からも進みにくい事が危惧されている状況だと思います。

実際、私の住む、増川地域は簡易水道です。また、浮島地区もそうですが、先週の土曜日にも、増川江尾簡易水道組合の第42回定期総会が開催されましたが、この地域の問題として、簡易水道の統合は避けられない問題として挙げられていました。それは、今回、定期総会42回と言う事は、簡易水道が始められてから42年の歳月が経っており水道管の老朽化は進んでいると思われます。また、運営面でも役員の成り手がなく困っている状況でもあります。でも、やはり、財政的な問題が一番にあり、簡単には取り組めないのが現状でもあります。
 この問題については、地域の皆さんで取り組まなければいけない事で、統合基準では水道使用者全員の同意を得るとされている等、地域の皆さんが理解をしてもらわなければならない事柄であります。議員としては、今後、財政的な支援として、助成金の拡大や統合基準の見直しを地域の役員さんと話しながら進めていかなければなりませんが、他地域での状況を把握した上で、やはりしっかりと勉強をして、説明をしなければと思っています。
(簡易水道統合推進協議会も立ち上がっていますので、その様子も伺いながら取り組めればと考えています)