議会中継について

富士宮市議会において本会議を中心としたインターネット中継を、9月議会よりスタートさせました。定例会中の生中継と録画中継によるアクセス件数は、10月14日までで1678件と報告されました。では、富士市はどうなっているのかというと・・・

 現在、富士市議会では本会議の情報発信として、開かれた議会として、他の自治体では取り入れ始めた、有線、ケーブルテレビ、ラジオ、インターネット配信による議会中継は残念ながら、行われていません。しかしながら、議会改革検討委員会で、その事については、検討されており、富士宮市議会同様インターネット配信を早急に取り入れていくことで、委員会では了承されています。このことについては、インターネット配信以外の議会中継を検討した中で、現況においては、ケーブルテレビについては地上デジタル放送移行に伴い、過渡期であること、またFMラジオ放送については、編集制作費用と放送料などで、年間300万円ほどのコストが掛かるとされており、インターネットによる配信については、結論的には、費用をかけずに、現状のシステムを利用すれば可能である中では、進めるべきと各会派においても承認はされています。議会承認を経て、早ければ11月議会から始められればと願っています。
 議会改革の一環として、市民に議員活動を知ってもらうことを進める上では、必要なことですが、ネット中継を見る人は、まだ一部分でもあると考えられます。しかしながら、どれほどの効果があるか始まってない状況では判断できないのですが、今回の富士宮市議会での、アクセス件数は当初の目標である、1000件という数字を上回っていることは、今後、周知されることにより、更に増える事は予想され、必要性は十分に感じられます。情報発信については、ネット中継だけではなく、今後の環境変化に対応した中で、色々な形も考えて行かなければなりませんが、まずは出来る事から取り組むことは大切であると思われます。
 インターネット配信に関しては、富士市議会より隣の富士宮市議会の方が先に着手された訳ですが、良い事は、他の自治体に先駆けて取り組む富士市であるように議員としても、努力しなればなりません。

 議会改革検討委員会で課題として挙がっている情報発信については、正式な運用までは、時間が掛かってしまっているということは、市民の皆様には申し訳ないと思っています。改革にはスピードも必要である以上、その他の、改革検討委員会で出されている課題も早急に対応を進めなければ改めて思いました。
 明日から、富士宮市議会では「高校生議会」の中継を行うそうです。私も、見てみようと思っています。