産科問題益々深刻化!

 富士地域「周産期医療」についての討論会が富士宮市立病院で開催されました。富士中央病院産婦人科問題を受けて、富士地域の「周産期医療」が極めて厳しい状況に置かれるという見通しがなされています。

 
 現状説明において、富士地域の分娩件数は、富士宮市で、市立病院で月45件3つの開業医で80件、2つの助産所で3〜4件富士市では、中央病院で70件、開業医で130件対応しており、月70件対応している富士中央病院の産科医が廃止されるのは、富士地域の周産期医療は極めて厳しい状況に置かれると考えられます。特にハイリスク分娩への対応は危機的状況を迎えることになることが伺えます。
 富士地域全体の医療の崩壊の恐れがあり、富士市の医療の在り方は、富士宮を含め広域的な大問題でもあり、富士、富士宮市民を含めて取り組まなければいけない状況にあります。

 14日の静岡新聞に、市長が、今月上旬に慈恵医大より医師の派遣が難しいとの、連絡があったことを明らかにした事の記事が掲載されていました。市長は、
「慈恵医大からの派遣はもう無いだろうとおもっている。現在は別の大学などに広く協力をもとめている。」
とし、
窪田産科部長も
「慈恵医大からの派遣は100%無い」
と語っていたとされています。医師臨床研修制度の導入は、今までの中央病院と慈恵医大の関係も崩してしまったようです。
 既に来年の出産予定の患者を受け付けておらず、産科の維持については、進んでいない状況で、6月議会で産科医確保の為の条例制定や条件整備を進め、様々な関係機関にアプローチをしているが成果はまだ見られていません。
 多くの方が、5月に署名活動をしてくれたのですが、現時点では、事態は益々深刻化していると思われます。現在、市長は、多くの人に、医師確保の為の、人材の情報提供を求めています。もし、お心当たりの方はぜひお願いいたします。
 病院会計の決算委員会が17日に開催されますが、決算認定よりも、産科医の存続問題の方が問題になる事が必至であると思われます。
 地方病院問題は深刻な大問題です。自民党での総裁選挙を行っていますが、国の施策として何とかしていただければならない中で、政治の停滞は許されないのでこの状況には、憤りも感じてきます。
根本的な医師不足の改善について
ほんと、なんとかしてくださいよー