病院産科医確保について

 本日の全員協議会では、肩透かしにあったような感じです。議題としては、

1、富士市立高等学校改革基本構想(案)について
2、富士市立中央病院の産婦人科医確保対策について
3、消防の広域化について

以上の3点で、どれも重要な案件ですが、特に注目されていた議案として、やはり、病院問題についてだと思います。協議に始まる前に会派控室では、議運での協議事項の報告があり、、議会としても、要望書を出す事が決まった事が話されました。

会長からも

「明日、市長及び議長が慈恵医科大学に、医師確保の要望にでかけるから、どうななるかは、明日以降だな、今日はどういう説明をするのかな、気になるな」

と言う話がありました、内心、「結構、もめるんじゃない」と思いながら、病院問題の進展を期待したのですが、当局側は、以前に出された資料を説明するだけでした。議長から質疑を求められたのですが、私は誰かが必ず意見を言うと思い、固唾を飲んでいたのですが、一瞬の間が空いた時に、
議長から

「質疑がないようですので、次に移ります」

と議事を進行されてしまいました。一瞬どよめきが起きたような感じがしたのですが、何も、意見も出ず、新たな情報もないままに病院問題は終了してしまいました。心の中で「えー」と思ったのですが、次の議題に移っていました。議事終了後、先輩議員に、

「あっけなく終わってしまったのですが、いいんですか?」と尋ねると、

「明日、病院に行くという事が分かっているし、市長自体が一生懸命、今、取り組んでいる状況の中で、マスコミもいるし変な事を聞けないでしょう。明日の結果を待ってからだな。やっぱ。」

と答えてくれました。多くの人は、今、事を荒立てる事より、いかに医師を確保するかが問題で、スムーズに事が進むのを、まずは見守ろうというスタンスのようでした。しかしながら、新たな、情報はなく、ちょっと残念な感じは歪めませんでした。報道関係の方に、「議会は無関心」と取られてしまったのではないかと、ちょっと心配です。

とにかく、全協では進展はありませんでした。

 中央病院の産婦人科維持の署名が先日、市長に渡されていましたが、全部で13万余の署名が集まり、市民の関心の高さと危機感が伺えるわけですが、その署名を無にしない為にも、なんとしても、今月中に結論を出さなければいけない事柄でもあります。議会が控えていますので、明日の結果においては、一般質問において取り上げられる可能性もあると思っています。全員協議会で意見を出さなかったのですから、質問をする以上、それなりの意見を言う準備をしなければなりませんが・・・・・
 とにかく、今月は、何らかの産科医の維持確保が良い方への進展することと今後の病院のあり方は目が離せません。