各地域においてのまちづくり推進会議が中心となり、地域の要望を行政に投げかけ、回答を頂く行政懇談会が、本日の浮島地区を皮切りに開催され始めました。
平成20年度の要望に対しての取り組みがどのようになされているのか、地域住民の方も気になるようで多くの人が集まっていました。私は、1番東に住む議員として、浮島地区の問題点の解決を推し進めなければいけない立場にありますが、昨年、議員になったばかりの中では、継続事項が多く、問題点が解決できていない案件が沢山ある状態です。
要望事項の中で、特に気になった事項としては、東小学校の存続問題と放課後児童クラブの設置でした。富士市の東にある浮島地区は、少子化が進んでおり、現在、全校生徒が132名で今後減少が進み、7年後には50名と試算されています。人数の減少は、1学年の生徒数が減る訳で、法定数の8名を切ると複式学級になってしまい、教員も減らされてしまいます。その事は、教員にも負担がかかり、子供の教育に大きく関わってきてしまいます。そのような状況が考えられると余計、隣の地区の須津小学校へ編入という人たちが増えると考えられ、東小の生徒はますます少なくなり、存続すら危ぶまれます。また、それに、関係して、浮島地区には24学校区の中で唯一、放課後児童クラブが存在していない地域で、夫婦で働く人にとっては、子供を見てもらえる環境が整っていません。年配の方からの意見で、
「子供を預かってくれる所がないからと言って、跡取りが、家に住まないで、隣の須津のアパートで暮らしている。寂しい限りだよ」
と嘆いていました。
浮島地区の少子化は、やはり、不便さが伴う中で、ちょっとでも便利な、地域へ若い人達が、移ってしまうという状態で、過疎化も進んでいる状況です。もともとが農村地帯である為に、浮島土地改良区を含め、有効な土地利用を考え、他へ移り住まないような施策を考えたまちづくりをしなければいけないと思います。幸い、現在、第5次富士市総合計画の策定に取り組み始めてます。多くの市民の声を集約し、浮島地区ならではのまちづくりを是非とも盛り込めるようにできればと思っています。
お疲れ気味の市長
市長は、本日の行政懇談会に関して、大幅な遅刻をしてきました。理由は、慈恵医大へ産婦人科医師の確保の為に、要望をしに出かけており、慈恵医大と17時に面談をし、東京からトンボ帰りをしながらの出席でした。大変な努力をしているのは分り、浮島地区の人からも、体を壊さないよう頑張ってくれと激励を受けていました。市長は、医師確保については、絶対ギブアップしないという決意の基、更に努力を続けるが、地元出身の医師に知り合いがいるようなら引き続き、情報をもらいたい事をお願いをし報告としていました。詳しい内容に関しては、ここでは避けていたのかもしれませんが、(医師確保の要望の返事は後日であると思われます)医師不足に関しては、浮島地区でも心配している事柄でした。
多くの課題は市にも地域にもあり、住んでいたいまちにする為の努力を、今後、取り組んでいきます。