安保法案の十分な審議を求めているのに・・

富士市議会での6月定例会で「安全保障関連法案の審査は十分かつ慎重な審議をすること求める意見書」の採択がされます。私も重要な法案であるからこそ十分な審査、審議が必要であることに関しては何ら依存がありません。

その意見書の採択を前に、国会では法案の十分な審議を進めるために22日の衆院本会議で6月24日までの会期終了を9月27日まで延長することが議決されました。今回の95日間の延長幅は通常国会としては現憲法下で最長であります。
ただ、6月23日の毎日新聞には

「安全保障関連法案の成立を目指した国会会期の延長に対する野党の反発で、23日は衆参両院の審議がストップした。野党各党は「戦後最長」(安倍晋三首相)の95日間の延長を「非常識」(民主党の枝野幸男幹事長)と批判しており、週内に審議が再開できるか微妙な情勢だ。「95日間も延長したら国会や党職員の夏季休暇が取れない」。民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は23日、参院自民党の吉田博美国対委員長と会談し、大幅延長に苦言を呈した。これに対し、吉田氏は「うちは国民の方を向いてやっている」と反論して物別れに終わり、審議再開のめどは立たなかった。野党は与党による一方的な会期決定に反発しており、民主の細野豪志政調会長は記者会見で「極めて異常で認めることはできない」と批判した。安保関連法案で与党との修正協議を視野に入れる維新の党の柿沢未途幹事長も「審議時間だけ積み上げ、数で押し切る国会運営に怒りを感じる」と発言。参院送付後60日以内に採決されない場合、衆院の出席議員の3分の2で再可決できる憲法の「60日ルール」を使わないよう、与党に確約を求める考えを示した。

 こうした野党の対応について、菅義偉官房長官は「審議を十分にすべきだという主張があり、戦後最大幅で延長した。審議拒否ではなく建設的な姿勢で審議に臨んでほしい」とけん制した。

と掲載されていました。

国民が今求めている十分な審議を国会で行う事を進めようとしている与党に対して、十分な審議をしろと求めるべき野党が審議拒否や会期を延長すると夏季休暇が取れないなどいう発言が出ること自体どうなんでしょうか・・・なんか市議会として意見書を出しても十分な議論がされるのかはどうなのかと思ってしまいました。