日本では、毎年約4万人の女性が乳がんにかかると推定されています。また、毎年1万人以上の方が乳がんで亡くなっています。こうしたことから、厚生労働省は、平成16年より、乳がん検診の指針を出し、マンモグラフィーによる検診の拡大する方向を示しました。
富士市でも平成17年から、フィランセにマンモグフィーを設置しており、乳がん検診を受け付けています。私の妻も、この4月に申込み、5月頃に検診を受けてきました。
本日開催の健康祭りにおいて、乳がん予防のブースで、
「議員さん奥さんのおっぱいを触って。乳がん予防の為に、一番の予防は、しこりの早期発見よ」
「えーそんな、触りませんよ。」
「だめよ。でもよその人は止してね。」
と言って、恥ずかしながら、女性の胸の形をした、模型を触らせてもらい、しこりの感触を感じさせてもらいました。乳がんの早期発見は大切なことですが、なんとなく触りづらいです。
ちなみに、フィランセにマンモグラフィーを設置された、平成17年10月から3月まで、フィランセと市内の指定医療機関で予約検診を実施しており、その、検診の推移については、平成17年度対象者数2万8338人に対して、受診者が1112人、受診率が14.5%、そのうち精密検査受診者が158人で、乳がんが発見された方は3人。平成18年度対象者数2万8816人に対して、受診者が2004人、受診率が10.8%、そのうち精密検査受診者が361人で、乳がんが発見された者は11人です。また、平成19年度対象者数2万8914人に対し、10月末現在の受診者が1195人、そのうち精密検査受診者が180人で、乳がんが発見された人は3人あり、導入後は合計17人で、ほとんど初期段階で発見をされており効果を上げています。
高い効果を上げているマンモグラフィーですが、もっと多くの場所で出来るようにしてもらいたいと思いますが、普及するには難しい面もあります。場所の許可、機械の許可、そして、なにより、マンモグラフィー読影認定医が必要となり、簡単には設置できない状況です。
富士市では、まだ、フィランセで検診が受けれることは、幸せな状況であると思われ、ぜひ、いつも、旦那さんか検査してくれるとは限らないので、女性のみなさんには、マンモグラフィー検診の利用をしてもらいたいと思います。