商工会議所賀詞交歓会で知事に会いました。

富士商工会議所の賀詞交歓会が盛大に開催され、昨年、県知事も川勝平太知事に変わったのですが、本年の賀詞交歓会で初めて、新しく知事になってからの話を聞く機会がありました。

新年になり、県内各地で賀詞交歓会が開催されており、知事の静岡や浜松の商工会議所や青年会議所での賀詞交歓会の報道は拝見していましたが、生の川勝知事を見るのも初めてでしたので、今年の賀詞交歓会は割と楽しみにしていました。
知事は、静岡空港の話から始まり、富士山を県民の夢の希望のシンボルとして2月23日に富士山の日にする条例制定を昨年の12月議会で全員一致の可決をした事が報告され、今後、富士の国づくりを進めるとしています。その中で、司馬遼太郎の代表的な長編歴史小説である「坂の上の雲」に触れ、『坂の上の雲』とは、封建の世から目覚めたばかりの日本が、そこを登り詰めてさえ行けば、やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを「坂の上にたなびく一筋の雲」に例えた切なさと憧憬をこめた題名でありますが、明治から100年以上たった現在、欧米と肩を並べられるほどの坂の上の雲に到達したとし、歌に歌われているように雲の上にあるのは富士であるならば、オンリーワンとしての富士の姿を目指すべきものと位置付けていくとしています。新しい日本のイメージは富士の国であり、シンボルの富士を心にとめて、一歩一歩踏み出していく年にすると言っていました。理知的な話の内容は、きな臭い政治家の話と言うより、爽やかな大学の教授の話と言ったような気がしたのは、私だけの偏見でしょうか・・・・

でも、テレビで見ている通り、にこやかでまた、ダンディーな感じを漂わせており、多くの方が挨拶を交わしに知事の処に駆けつけていましたが、特に、女性に人気があるようで、商工会議所の女性部の皆様に取り囲まれていました。
ミーハーな私もついご一緒に写真撮影をさせて頂きました。
(商工会議所遠藤会頭及び鈴木尚市長の挨拶)

しかしながら、富士市においての景気の厳しさは、増しており、市においても09年度の法人市民税が10億円以上の減収が予想されている現実は財政状況の良い富士市と言ってはいられず、税収増加には商工会議所会員企業の皆様のご努力をお願いしなければいけません。
会頭の挨拶でも言ってました。
「ピンチの時こそチャンスがある」
富士の国の麓の民間企業が元気になる年である事を心から期待します。