64回目の終戦記念日の15日、富士市主催の「戦没者追悼式」が執り行われ、議員として出席しました。式典では、日本武道館で開催されている「全国戦没者追悼式」の実況放送に合わせ、麻生総理の式辞の後正午に1分間の黙とうをささげます。
毎年追悼式では、黙とうと献花が行われ、富士市内3697柱の御霊に冥福が祈られ、恒久平和を誓いあいます。私は戦争を知らずに育った世代であり、戦争な悲惨な状況や食べるものもなかった貧しかった時代の経験はない幸せな世代です。私の叔父さんも戦死していますが、今ある生活は尊い犠牲によってなりってきたという事は、自分なりに理解はしているつもりです。歴史的な史実はもとより、原爆が落とされた広島、長崎や特攻隊として散って行った鹿児島の知覧もいってきました。戦争は私達にとって良い事は一つもありません。ありきたりの言葉かも知れませんが、戦争のない平和な社会はすべての人の望みでもあります。しかしながら、今なお世界のどこかで紛争は起きており、たくさんの人々がつらい思いをしている現実はあります。
(遺族代表の増川の栗田頴さん)(親子で献花する吉原の加藤さん)
追悼式では、遺族代表で追悼の辞を述べた私のすぐ近くに住む栗田さんの「8月15日の終戦を迎えた日は新たな戦いが始まった日でもあった」と言うくだりは、戦争が終われば良くなるという事ではなく、復興するまでの間の苦労は並大抵のものではないとし、その悲惨な経験はさせてはいけないという訴えには胸を打たれました。私も追悼式に出る事により、どんな事をしても戦争は起こしてはいけない事を戦争知らない世代である私達もしっかり引き継いでいか無ければならないと改めて心に刻みました。
また、ロゼでは「平和のための戦争展」が8月16日まで開催されていますので、若い世代の人にぜひ見て貰いたいな思っていますので、行ってみてください