浮島工業団地納涼祭

 
 私の地域には、県下でも有数の優良団地の位置づけである、浮島工業団地があります。土曜日に、東球場において、地域と共生を推進するお祭りの「納涼祭」が盛大に開催されました。

 浮島工業団地は、住工分離による公害防止と生産の合理化を担い、昭和47年9月に発足されました。当社は、市内の鉄鋼業や機械金属加工を中心に42社が参加した後、最終的には、33社が工場を建設し進出をしました。現在は31社が事業活動を展開しています。

 納涼祭は、地元に開かれた工業団地として地域貢献と従業員の福利厚生や親睦を狙いとしたもので、毎年多くの地域住民も参加する、先進団地としてのシンボルイベントでもあります。
 昨年、工業団地の一つの問題として、青年部より、情報インフラ整備の要望が挙がっていました。この地域は、東部土地改良区の中にあり、光ファイバー等の接続がされていない地域でもありました。企業間の競争が高まる中では、インターネットによる、大型容量の通信ができないと勝ち残れない状況もあり、一刻も早く、光の接続が望まれていました。しかしながら、情報インフラに関しては、民間通信業者が整備することである以上、行政が主体になり進める事は出来ない状況でしたが、昨年、私は、9月議会において、県の、「しずおか光ファイバー整備構想」を策定した事に伴い、富士市においても、どこでも、だれでも、が接続できる情報インフラ整備の促進、工業振興として、特に未整備地域の工業団地における、光ファイバー等の接続を求めました。
 それと同時に、光ケーブルを接続している、ビックトウカイさんにも出かけ、整備プランを相談させてもらっていました。その結果、浮島工業団地さんにはこの4月より、光ケーブルが開設され、21社が契約をし、現在、光通信を仕事で利用しています。

 (学校の先輩でもある、スギヤマの社長夫妻)

 企業誘致も大切でありますが、企業が生き残れるような、企業留置にも力を入れていかなければならない事だと思っています。工業団地のお祭りですので、市としても、商工農林部長、工業振興課長、統括主幹も参加していましたが、ぜひとも、厳しい経済状況の中では、つぶさない、出ていかないような、既存企業の施策も進めていってもらいたいものです。
  本日、4日は富士市産業支援センター(愛称f−Biz・エフビズ)が図書館にオープン致します。鳴り物入りで、小出宋昭さんがセンター長を務める訳で、今後の支援センターに期待も高まっています。本日のセレモニーには残念ながら、名古屋で「行政コストの読み方と活用」の研修会に出席の為、参加できません。朝一番の新幹線で行きますので、残念です。
 エフビズには、地域産業の活性化、元気ある産業都市である為にも、私自身も期待していますので、よろしくお願いします。