人生50年とは、

 商工会議所青年部の20年度の総会が、昨日の17時半より、グランドホテルで、商工会議所会頭・市長の他に関係団体の出席の基、開催されました。通称YEGといわれていますが、商工会議所の次代を担う、50歳までの若手メンバーで構成されています。
 新たに本年度の会長に、増田君が選出され、本日より会長職に力を発揮すると思われます。YEGも50歳を区切りにして、卒業をいたします。そして、YEGで研修、研鑽した事柄を、これからの、仕事、商工会議所活動、社会奉仕活動等に役立て、更なる飛躍につなげていくこであると思っています。50歳は、今の時代では、働き盛りであり、まだまだこれから社会の中枢で活躍をする位置づけにあります。
 総会が進む中で、電話があり、出ると要件は本日、19時より開催される、通夜の話でした。私は、その葬儀に対して、連絡をもらっていなかったので、YEGの総会に出ていたのですが、どうしても出なければならない関係の人の葬儀でありました。通夜、葬儀の日程を聞くと出られるとしたら、明日もすでに予定が入っているために、今日の通夜しかないとその場で判断し、グランドホテルを抜け出し通夜に向かう事にしました。幸い、黒いスーツと白いシャツでしたので、100円ショップに立ち寄り黒いネクタイを買い求めなんとかぎりぎり時間に間に合い参列できました。
 亡くなられた方は、私が昨年まで、奨学金を給付していた学生の父親です。奥さまは妻と同級生でもあり、お兄さんともPTAで活動をした関係でもあったので、何はさておき、どんなことをしても、出なければという行動になったのですが、改めて亡くなられた方の年を聞いて、ショックを受けました。享年50です。同じような世代で、また、同じ位の子供もいる、似たような家族体系を見ていると自分の事のような気にもなります。私ももうすぐその年になる訳ですが、まだまだ、やりたいこと、やらなければいけないこと、そして、家族の事を考えると、自分がいなくなる訳にはいかないと考えています。多くの人は、通夜に参列し、余りにも若すぎる死に心を痛め、また、残された人たちの心中を察すると、掛ける言葉にも詰まる状態でした。
「人生50年」という時代は、昔の話であり、ある意味、今は、50歳を新たなスタートとして、位置づける考え方である時代です。YEGの考え方もそうです。50を通過点とし、大きく飛躍していくことができるきっかけの年でもあるととらえられます。不幸が続いているのですが、世代が近いので、今回なんとなく複雑な気持ちになりました。
 お酒を飲みたい気分になり、祓いの意味を込めて、再びグランドホテルで行われているYEGの懇談会に戻りました。元気に仕事をし、仲間とお酒も飲める、また、活動出来ていると言う事に、幸せと感じ、感謝に堪えません。これから、何があるかわかりませんが、精一杯生きていくだけです。