お盆を迎え、幸福について考える。

お盆に入りましたが、通夜、葬儀が続きます。
私より若い人の葬儀に参列しましたが、突然の死に特に胸が詰まります。

日々の生活の中で何かしらの幸せを感じる事が毎日を楽しくさせてくれる事だと言われますが、現状は幸せを感じにくくなっている気がします。先日、購入した雑誌に、「日本人の幸福」についての記事がありましたが興味深いものでありました。
国連が発表した世界幸福度報告書2013によれば、国別幸福度ランキングで1位デンマーク2位ノルウエー3位スイス4位オランダ5位スエーデン6位カナダ7位フィンランド8位オーストラリア9位アイスランド10位オーストラリア日本は43位。
個人的には日本は平和で豊かなうえに安全、安心な恵まれた国と思っていましたが…先進国では最低ラインだとか。その理由としては日本は、幸福の鍵となる「自己肯定感」と「未来への希望」が極端に低いとの事です。熟年世代に希望があれば若者の希望にも繋がるのですが、日本人の幸福度は高齢になっても上昇しない事が示されていました。
(アメリカは幸福度は17位、でも高齢になるにつれ幸福度は上昇)

日本社会は熟年になると仕事のストレスや責任で幸福を実感しにくくなりますが、諸外国になると後半の人生を楽しく充実させようと努力するので、高齢になるにつれ幸福度が増すとされています。
結局は恵まれながら幸福を感じない日本人になってしまったのは、今の日本が極端な社会的制度の貧しさはないが為に、多くの人が幸福を感じる前に不満しか感じない社会になってしまっているようです。本当の不幸を知らないがために幸せを感じなくなってしまっつているとも思われます。確かに私も気が付けば、様々なストレスがあり、何もかも嫌になる事も多々あります。でも、若くして亡くなってしまった人の事等を考えれば、人生辛い事も多いですが、家族があって生きられる事だけでも幸せであると思わなければいけないと感じます。
私も熟年世代であっても健康でありながら未来に希望を持たなければ・・
お盆を迎え仏壇でご先祖様に感謝をこめて手を合わせています。