ひこにゃんと美しい行為。

 

ひこにゃんがいる、彦根市で「美しいひこね創造活動」どのように行われているか、先月末、会派の視察で勉強してきました。

彦根市は琵琶湖と鈴鹿山系に囲まれた自然豊かなまちで、江戸時代彦根藩35万石の城下町として栄えてきており、歴史的文化的風情を色濃く留めた、歴史的遺産が今なお多く存在しているまちです。
 美しいひこね創造活動は、愛する彦根のまちをさらに美しく元気な街にするために一人一人が自主的に行う“彦根のまちを美しく元気にする活動”に対して、彦根市から“感謝の気持ち”として地域通貨「彦」を渡す、「美しいひこね創造活動」を行っています。

美しい行為って何?
1週間に15分以上、彦根の町を美しく元気にする活動です。具体的には、市内において、自発的に他人にまたは地域社会に貢献する目的をもって、無報酬で行う活動を「美しい行為」と呼んでいます。美しい行為は、A,まちの美観を保つ活動B、地域安全活動C,助け合い活動D,地域環境活動E,健康増進活動の5つの区分に分けられています。美しい行為は、1週間当たり15分以上の活動を1単位としています。

地域通貨「彦」(げん)とは
 美しい行為の活動実績に応じて市が与える市内でしか使えることができない通貨です。
 地域通貨としてもらった「彦」で、この活動に賛同する市内の約40店舗で使用でき、市の施設の使用料や手数料の支払いに使え、また、地域通貨「彦」をあらかじめ登録された市民団体に寄付もできます。
この活動の登録者数は年々増加していっています。

 ひこにゃんとは、
彦根藩二代藩主である井伊直孝公をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる”招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクターです。
井伊直弼と開国150年祭のキャラクターでもあり、まちのあちらこちらに、ひこにゃんはいます。

 美しい行為をして、地域通貨をもらうことより、一人ひとりができる範囲で美しい行為を実施することにより、美しい心が確かめれら、物よりも、深い満足感が得られます。
 これが美しい行為の最大のご褒美だと考えられます。
美しい行為が広がり、さらに美しい彦根市になっていくことが期待できました。