「めでたさも中くらいなり、おらが春」なのかな

 

初釜に招待されて行ってきました。


初釜とは、年が明けて最初に行われる茶会のことです。
茶道を学ぶ人にとっては、1年の稽古初めとなる大切な会でもあります。
初釜は「年が明けて初めて釜に火を入れる」ことを意味し、元旦の早朝に汲まれた水を用いたお茶が振る舞われます。

招かれたお客は、年初めに、お食事をして、お酒もでてきます。また、甘いお菓子と濃厚な濃茶、縁起のよい干菓子と薄茶をいただく、フルコースのおもてなしを堪能できるお茶会が初釜です。本来なら、招待された客はゆっくりと最後まで楽しむのが礼儀でありますが、私に関しては公務が入っていたために、やむを得ず、食事をとった後に退席させて頂きました。



皆様から「お茶会に行ってお茶を飲まずに帰るのですね」と冷やかさてしまいました。本当に申し訳ない気持ちもあり、後ろ髪を引かれながら失礼させて頂きました。ただ、待ったいる間での福茶や茶法に則った中で食事をとるだけでもそれなりに幸せな気分になりました。


お茶会を途中退席し、思い浮かんだのが、使われ方が正しいかわかりませんが、今年引いたおみくじも中吉、初釜も途中退席でもちょっと幸せ、「めでたさも中くらいなり おらが春」なのかな。ちゃんちゃん。