今年の富士市の成人式の対象者は2824人(男性1456人、女性1368人)です。
新成人を迎えられた皆様は本当におめでとうございます。
でも、今年の富士市の成人式では残念な光景がありました。
富士市の成人式には、新成人、約1800人が参加しており、開始前から同級生との再会を喜ぶ歓声があちらこちらで響き渡っていました。
毎年の事ですが式典に入ってもなお、静かになる事なく、来賓の中からは、オープニングでの富士東高のマーチングバンドの生徒の演技が素晴らしいだけに、新成人の行儀の悪さが目立つことを指摘する声も聞かれました。
それでも式典では大きな騒ぎも無く終了し、来賓の皆さんは会場を後にしましたが、私は舞台そでで第2部のアトラクションまで鑑賞させてもらいました。式典だけ見てれば成人式はそんなものかと思っていたのですが、第2部のアトラクションでは、ちょっと新成人としてはあるまじき目に余る行動がありました。
このところ成人式のアトラクションにはお笑いの方が、出演しています。
今年はジョイマンの2人組コントを披露したのですが、始めから、聞く気が無い新成人がおり、舞台に上がろうとしていました。当然、舞台前列にはロープが張られ、舞台そでにはスタッフが待機しています。お酒を飲んでいるのか一部の新成人がコントをしている途中に、スタッフの隙を見ては舞台に上がります。いくら静止しても何度も上がろうとしており、舞台上にも5回位上がり、演技中のジョイマンさんにも触れようとしていました。また、制止され舞台そででは喧嘩騒ぎも起きています。これが式典最中であったら、すぐに強制的に取り押さえられ警察に引き渡されていたのかもしれませんが、第2部のアトラクションという事で大目に見られたのかもしれません。でも、出演者のジョイマンさんはかなり恐怖を感じたと思います。
直接話を聞いた訳ではありませんがネット上のブログには次のように書いてありました。
「ジョイマン高木さんの1月9日のブログ」
ふじし
富士市の成人式へ。ネタ中、羽織袴に身を包んだ凛々しい新成人が計10人ほど次々に舞台に踊り上がり、遂には警察隊が出動して、ジョイマンの新春お笑いコーナーは、まるで初期のローリングストーンズのライブの様になった。
青木ヶ原樹海の闇よりもダークな黒い黒い羽織袴を朝早めに起きてお母さんか誰かに着付けてもらった新成人達は、例外なく、客席から獲物を捕える黒ヒョウのように舞台に走り上がり、僕にキッスできるくらいの距離まで接近して、もれなく
「イエー!」
と、人類初の何かしらを成し遂げたのかと思うほどの雄叫びを上げ、スタッフにジタバタと連行されていった。10人くらい。樹海に連れていかれたのだろうか。
(省略)
新成人の傍若な振る舞いに出演者の方も怒っていたことは伺えます。
最後の方では警察も入ってきており一時騒然となりました。また、アトラクションではかなりの新成人が会場から出ており、会場は半分くらいとなってしまいました。その状況は、出演者に対しても失礼であると感じずにはいられませんでした。(第2部のアトラクションにお金をかけてやる意味があるのでしょうか・・・)
実行委員会の皆様が頑張っているだけに、それに答えようとしない新成人がいるのはちょっと情けないと思います。
今年の成人式にも、真面目な気持ちで成人式に参加している新成人は多いと思います。しかし、余りに好き勝手な行動をとる新成人がいる事には、富士市も「荒れた成人式」であったと言われても仕方ないと感じます。
成人式の在り方は今また、問われることでもあると思います。