市東部の浸水常襲地への対応・対策の強化の通告文

12月4日より一般質問が始まります。
私の11月議会での質問通告文を掲載しますのでよろしかったらお読みください。


1.富士市東部地域の浸水常襲地への対応・対策の強化について

市東部地域の浸水常襲地では、過去17年の間に5回の甚大な浸水被害が生じており、富士市議会では、江尾江川流域で令和3年に甚大な浸水被害が発生したことで、国、県に対して東部地域の浸水軽減への意見書を提出した。

昨年6月2日に、江尾江川流域付近で甚大な浸水被害が発生してしまったが、浸水被害後の対応を進めてくれている。ただ、本年度に入り、5回の大雨警報が発令されており、その都度、区役員及び水防団は待機しての対応をされているが、頻繁に大雨警報が発令される状況に、地域の大きな不安の声は収まらない。また、東部地域では、江尾江川流域以外にも天ヶ沢や日常生活に大きな支障を来す常習的な冠水道路の早期改善が求められている。異常気象でのゲリラ豪雨、線状降水帯等の大雨が頻発する中では、いつ甚大な被害が発生してもおかしくなく、防災対策の強化はもとより今まで以上の水害軽減が実感できる対策や軽減策への迅速な対応が求められる。同時に、被害後の復旧への対応として災害時臨時集積所等に取り組まれているが、今後、市上水道への統合が進むことで、大雨後の環境整備に活用している現在の消火栓等がなくなることへの不安もある。

甚大な浸水被害が繰り返される東部地域、特に江尾江川流域での水害軽減や復旧作業への対応は、市として市民に寄り添った中であらゆる対策を早期に実現し、今ある計画についてはスピード感を持って全力で進めるとともに、以前より求めている広域的な連携強化を具体的に進めながら、新放水路の早期供用や沼川の整備推進について確実に実現すべく、以下質問する。

(1) 浸水被害後の度重なる大雨警報時の対応はどのようにしているのか、また、緊急的に排水ポンプが利用されているが、今後の緊急排水ポンプの活用はどのように進めるのか。

(2) 昨年、浸水被害が出た後に行ってきた対策の効果は確認できているのか、また、浸水被害が出てしまった後のごみ処理や、道路の泥等の撤去への対応や復旧をどのように進めていくのか。

(3) 天ヶ沢での対応はどのように進めているのか。

(4) 常習的な冠水道路への対応はどのようになっているのか、特に日常生活に大きな支障を来す吉原浮島線への対応は進めなければいけないと思うがいかがか。

(5) 江尾江川水災害対策プランの取組状況についてと、新たな浸水対策が求められているが現状はいかがか、また、新たな沼川河川整備計画を求めるべきと思うがいかがか。

(6) 沼津市と富士市の静岡県東部地域二市広域行政連絡会において、水害対策等についてどのような話合いや取組が行われているのか、また、両市での要望活動はどのようなものか。

(7) 水害に悩まされる両市で対策を進める上で、災害対策などのために市域を越えて災害時における具体的な連携を進めるべきと思うがいかが。