富士市東部にある富士市指定史跡である千人塚古墳の調査が7月初めに行われていました。
その調査の中で、あらたな周溝が確認された事の連絡がありました。
その説明を社会科の先生を対象に現場で行われましたので一緒に見て、聞いてきました。
千人塚古墳は墳径21メートルの県東部ではトップクラスの古墳であり、全長11,4メートルの石室がある7世紀中庸におけるこの地域の指導者の古墳であるとされています。今回の周溝の確認であらためて古墳の大きさが証明されたことになりました。同時に、公園を予定している敷地内にもう一つ古墳も確認されており、この周辺に古墳が群集している事が証明されました。
今後、保存していく上で、埋め直しをしてしまいますので、肉眼で見る事が出来るのはこの先無いと言えます。その意味では、歴史のロマンの現場に立ち会えたことはラッキーでした。
千人塚古墳は令和7年供用開始を目指しています。
今回の調査でより謎が解き明かされ、千人塚古墳の史跡としての価値が上がったと思っています。
さらに磨きをかけて、地域の財産として活用が期待されます。