このところ、身体の事を考えて、歩くことを基本に自転車等を利用しながら車になるべく頼らないようにしています。ですから、市役所通いや夜の会合、忘年会はJRと岳南鉄道を頻繁に使っています。JRや岳南鉄道も利用してみると結構便利で見慣れない風景や様々な人にあえて楽しいです。
せっかく、公共交通を本格的に利用し始めた矢先に、私の地域を実証運行している須津・浮島地区とJR東田子浦駅までの東田子アクセスバスが来年の3月で廃止することが決まってしまいました。
結論的には利用者が少ないし、今後も増加の見込みがなく、本格運行する経費が地域での負担は大きいと判断が成されての廃止でもあります。
(天気が悪い時は自転車通学者には重宝していたのですが・・)
今後、須津、浮島地域より南北の公共交通の接続はなくなりました。
富士市では市全体のバランスのとれた公共交通を構築するために平成26年3月に「市地域公共交通総合連携計画」の改定が行われるそうです。
コミュニュティ交通については従来の要望型から立候補型に転換して地域参画協働事業として位置づけるそうです。
ちょっと前の環境フェアの時に、都市計画課で富士市の公共交通ネットワークの再構築に向けてのブースが出されていました。
富士市の公共交通の現状と課題として
利用者の減少→鉄道や路線バスの利用者の減少
(路線バス昭和56年には1日28000人の利用者が平成23年度1日3800人)
経営状況の悪化→公共交通ビジネスの不成立
サービス水準の低下→バス路線の撤退の動き活発化
(平成7年度には135系統あったバス路線が平成23年度には48系統16年間で87系統の減少)
課題に対するこれまでの取り組みとして
経営状況の悪化→補助金による公共交通事業者への支援
補助金を投入して路線の維持を図っている
山梨タウンコーチ支給額約1800万円
富士急静岡バス約4200万円
岳南鉄道約6500万円
サービス水準の低下→富士市が主体となったコミュニティ交通の導入
再構築の考え方としては
利用者の増加、経営状況安定化、サービス水準の向上への転換が求められていますが簡単にはできません。
富士市の公共交通の構築は重要な課題であります。
Cバスや東田子アクセスバスの運行はなくなります。
バスや電車も利用してみると必要性は感じます。
(岳鉄原田駅には、葬儀場が建設され始めました)
岳南鉄道の存続を含め、今できる事としては、なるべく車に乗らず、公共交通を利用する事です。