静岡銀行に勤務していた経歴のある吉原高校の柿島由和先生の、「心の教育 私の実践〜生徒一人一人の心に灯を灯すには〜」と題した話を聞く機会がありましたが、教師として、生徒へ人としての生き方を教えているという熱い志を持った先生に感動致しました。
経歴を聞いて驚いたのですが、私の高校の1つ後輩にあたり、慶応大学から静岡銀行という学閥がある、将来を嘱望されての就職をしたのにも関わらず、教師になったのですが、その考え方は、天職としての教師になる前に神様から社会に出て勉強してから成るように言われて民間企業で学んだ事を活かした先生をやっていますと言っていました。
先生の言う頭の偏差値を上げるのではなく、心の偏差値を上げる、勉強よりも人としての生き方を教える教育の基本は挨拶と掃除です。「おはよう ごめんなさい ありがとう」が目を見て言える事、心を綺麗にする為には掃除(環境美化)が必要である事を生徒に教えたいとし、自らが率先し実践し、生徒へ決して強制的にやらせるのではなく気づきから言動へ移す事をさせています。ろうそくに火が灯れば自然と燃えるように、生徒の心にいったん火が点けばその火は消えないとし、先生は生徒が卒業してからが本当の付き合いであり生徒と一生付き合いたいとしています。
「金持ち」より「人持ち」であれ
人間の価値=(心のきれい度)×(天職に熱心度)
先生は生徒に自分の経験からの言葉をいつも伝えていると言う話を聞きながら、子供達の人生において大きく作用する先生に柿島先生に出会えた生徒は幸せであり、このような先生に多くの子供達を託したいという気持ちになりました。
ぜひ、新たな富士市立高校にはこのような先生を配置して頂きたいものです