私が顧問を務める富士岳南地域まちを考える会の例会で、会員の知識向上を図る事を目的に、市政いきいき講座を通して申し込んだ介護保険課の職員による「介護保険講座」の研修会を開催しました。私の養父は91歳です。また、実の両親も84歳で健在ですが、年齢的にも身体的にも介護保険の世話になる利用者でもあり、私自身にも関係する興味のある研修会でありましたので当然参加してきました。
内容としては、
基本知識編①介護保険制度とは②介護保険の利用申請
最近の話題編①特別養護老人ホームの「特例入所」②認知症の人と家族のみちしるべ③「自助」のすすめ
事前に配布された資料を基に、パワーポイントを用いての説明は、大変わかりやすく、また、講師を務めて頂いた若い女性職員の講義は、まさに立て板に水と言うような表現が相応しいなめらかな口調で、途中の質問に関しても即座に回答する頭の回転の良さには、市の職員の優秀さを強く感じました。
介護保険講座の終わりを
「今、高齢者がいかに増加しているか、また認知症の人の介護がいかに大変かと言った報道がしきりにされています。それは事実ではありますが、むやみに不安に思うより、そういった将来に備えて何をしたらよいかを考えてもらいたいと思います。たとえば長く元気でいるために、食事に気を付けたり、運動を始める事は体にも良いですし、長い目で見ればお金の節約にもなります。また、今日の介護講座のように介護についてあらかじめ学んでおくことも大切です。
介護が必要になっても、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを努めるということも、自分の、そして富士市の将来を考える上で本当に大切な事です」
と締めくくっていましたがほんとにその通りだと思いました。介護についてあらかじめ学んでおくと言う大切さはもっと多くの人に知ってもらいたい講義であると強く感じます。
実は、社会教育課が窓口になっている市政いきいき講座は何回か利用してますが、今回もあらためて感じた事は、市の職員が出向いての講座は大変わかりやすく、また、市の職員の有能さがよくわかります。せっかくの講座ですのでもっともっと多くの人達が利用しないともったいない事であると感じています。
最後になりますが、大変有意義な研修会の講師を務めて頂いた介護保険課のお二人には改めて感謝申し上げます。