富士発・女と男のフォーラム


「女性も男性も、生きやすい社会にするために」
〜政治参画の手法「パリテ」を考える〜
というシンポジュームがきらり交流会議主催でフィランセで、13日の夜、開催されていました。市会議員を交えてのパネルディスカッションもあったので、応援を兼ねて勉強させてもらいに参加をいたしました。

このシンポジュームに関しては、男女共同参画社会をすすめているきらり交流会議の定期的に行われている事業の「富士発・女と男のフォーラム」の一環として開催されており、今回は女性の政治参画が遅れている現状について、フランスで、2000年に制定された男女の完全なる平等として男女同数の比率にする選挙制度のパリテ法を勉強した中で、人類の半分が女性である状況を踏まえ、今後、女性も政治の世界へ進んで入ってくことを推進して行く為にも男性市議を交えパネルディスカッションが行われました。
 男性市議の代表として、男女共同参画課の所管委員会である、総務委員会の太田委員長と米山副委員長が選ばれ、男性議員としての意見を発表していました。

 私個人的な考え方としては、女性の社会進出の遅れに関しては、どうしても、女性は結婚により、子育てをしていくのが比重を占めてしまい、子育てにおいての家庭生活や子供を持ちながら職業生活や社会生活を両立させながらの家庭生活の責任が果たしにくい現状があると思っています。その改善に向け多くの施策が取られ始めていますが、しかしながら、その施策に関しても不十分である為に、更にそれを進めていく上でも、女性の立場としての代弁できる女性議員の数の必要性はあると考えられます。男性でも女性の事がわかる議員もいるとは思いますが、やはり、女性の視点や感覚は分からない部分もあると思われます。
 フランスもけっして男女平等社会ではありませんが、パリテ法が導入された経緯は、日本でも進められているクォータ制(割り当て)という手法は違憲であるという判断がされた為に、民主主義の観点から完全なる平等であるパリテ法が採用されたと聞いています。しかしながら日本では、まだ、男性中心の議会運営がされており、女性の政治参画が遅れてはいるものの、現状ではいきなりのパリテでは受け入れられずやはり、クォータ制の導入を考える方が得策であると思っています。それと同時に、今後の環境変化に伴い、女性の政治参加もそうですが、政治意識の向上を図るためには、選挙権を18歳からにするとか多くの意見を聞き入れるためにも、被選挙権の引き下げも考える必要性がある事がらだと思っています。実際、学生が政治家になっている国もあります。
 ディスカッションでの結論は、男性にとっても、女性にとっても意見が反映される住みやすい社会にする事が大切であると締めくくられていました。
 ちなみに私の家庭は4人家族で女性が妻と娘2人、男性は私1人の為に1対3で女性比率75%と圧倒的に女性に支配された生活を余儀なくされています。少数派の男性として意見はあまり反映されていません。完全なる平等になる為には、あと男の子が2人必要となり、私の家ではパリテは成り立っていません。