「本気の子育て」

「本気の子育て」と聞いて、自らが子供を育てる親として、本気で子育てをしているか、自問自答しながら、商工会議所青年部が取り組んでいる、キャリア教育の推進の一環として開催された、格闘技を通じて本気の子育てを実践する、NPO法人Kリーグインターナショナルの須田達志氏の熱い思いを聞いてきました。


 須田氏は、幼少期より武道を経験し、キックボクシングの日本チャンピオンとなった後、多くの日本チャンピオン、世界チャンピオンを輩出する格闘家のトレーナとして活躍、2005年に子供たちが純粋に魂と魂をぶつけ合う環境を作る為に、15歳以下の子供の異種格闘技大会を企画運営するNPO法人Kリーグインターナショナルを設立し、格闘技を通じて、心身ともに強い子供達を育てる事と,子供達に夢を実現させる事が出きる垣根を越えた共通性をもたせる競技大会を開催しています。

 格闘技を通じて須田氏流の「本気の子育て」は、心の感動ではなく、魂の感動をさせる事です。魂の感動は人生を変える事ができるとしています。
 あくまでも、格闘技大会は魂を見出す手段であって、いろいろな方法があっていい訳です。誤魔化しの利かない格闘技から、負けるかも知れない相手に本気の魂でぶつかっていく、そういう経験が逆堺や壁にぶつかっても乗り越えられる魂が育つとしています。20年〜30年先の日本の未来を担う子供達から日本を変えたいという思いの中で、無理だと思ったり、結果にとらわれすぎたりするような子供達ではないように、何事にも変えられない魂の経験をさせ、野心のもてる、「負けじ魂」でもいいし、そういう内発的なエネルギーでもいいのであきらめない子供達の無限の可能性を引き出すことをしていくのが須田氏の使命だといっています。
 格闘技に関わらず、多くの分野で、子供達へ魂を見出す事を見せたり、経験させる事が大切であります。そういう機会を作ることは大切であると思っていますし、行政においても考えなけれないけないことでもあると思っています。
 でも、夢や希望を子供にあれこれ言う前に、いちばん身近な親が、「自分がどう生きるべきか」を実践していかなければならなく、子供の運命は親が決めると言っても過言ではないと思っています。(昔から親の背中を見て育つと言われている通りです)
 私は、毎日、今非常に忙しいです。正直、自分の時間もあまりなく、ゆとりもない生活を送っていると思います。議員になる前もそうでしたが、子供2人を育てる親として、かまってやれない状況でもあります。子供はそんな父親を見て、どのように思っているのでしょうか? 魂を揺さぶるようなことはできていないかもしれないけれど、自分以外の事でも必死に何かをやろうと思って生きていることは伝えているつもりです。(あくまでも教育の基本は家庭であると思っています)
それぞれに「本気の子育て」があって良いと私は思っています。