「夢と希望を乗せ、大海原へ」
富士市青少年の船で、中学生403人高校生13人青年33人と指導員合わせて503人が8月4日より8日まで沖縄へ洋上研修に出かけています。
私は、出港日の4日に、多くの指導員の知り合いが乗船するので、見送りに行きたかったのですが、財務研修で名古屋に行く為に見送りはできませんでした。朝、早く新幹線に乗る前に、出向前のふじ丸は、田子の浦港で見る事は出来たのですが、送り出す事が出来なかった事は残念でした。
私も、過去に(12年前)、青少年の船に指導員として乗船した事があります。台風が近づいていた為、出向前日に行き先が、急遽、沖縄から北海道に行った事を覚えています。天候不順の為、大型客船ではありながら、多くの子供達が船酔いをし、行先も変更、カリキュラムも船酔いで寝込んでしまう子供達多かったので、ほとんどが中止という状態の研修でした。しかしながら、自然の厳しさを知る上ではいい経験ができたと思いますし、また、船酔いをしない元気な子供は、船酔いをした、仲間達を思いやりながらそれなりに、いろいろな、変更をした、研修を進めていました。今、考えると、乗船している時は大変でしたが、苦しい中で、子供たちと触れ合う事が出来、ある意味、洋上で違う体験ができ、自分なりにも研修ができた事が、良い思い出となっています。
今回は、天候に恵まれ、予定通り沖縄にいけたようですが、無事にそれぞれの思い出を作って、明日(8日)に乗船者の皆さんが元気に寄港すること願っています。
青少年の船は、今回25回を迎え、今までに、1万人以上の人が、乗船してきました。今、使っている、ふじ丸は大型豪華客船でプール等も付いている、普通では滅多に乗る事はできない船です。その豪華客船で洋上研修が、1人48000円で出来る事は、大変安い値段でもあり、そのチャンスがある富士市の子供たちは幸せであると思います。しかしながら、その48000円も高いと言う方もありますし、市の事業だから、そんなにお金をかけるのはと言う方もいます。
確かに、洋上の上で異年齢の仲間と交流持ちながら、協調性や責任感を養わせ、リーダーシップを高めながら、海の上で体験できる事は素晴らしいことだと思っています。
しかしながら、昨日、会派の会議の席上で、青少年の船が25回目となり、当初の目的が達成できたと考えられ、今後、みなおした中で、もっと、多くの子供たちに寄与できる、ソフト面の充実を考えたら、(例えば今、不足しているサポート員の充実等)、青少年の船に、6000万の事業を続けていく必要性も考える時が、来ていると言う意見もでており、今後、時代の変化と財政状況を考えた上でも、検討がなされなければいけないのかもしれないとも思いました。