「気づいて 一歩前へ」

 娘の学校では、一年に一度、校長先生を交えて、テーマを決めての意見交換会があります。平成20年度のテーマとしては、「気づいて 一歩前へ」についてですが、毎年、始業式の時に生徒達には学校目標として、提示されています。そのテーマに基づいて、日曜の父兄会の席において、意見を出し合い、そして発表という形式をとる親の勉強会のようなものが開催されましたが、結構、いろいろな意見がでて参考になります。
 今回も、テーマにあわせ、
*親として子供たちに気付いてほしいことはどのようなことですか?
*気付きを行動に移すように、ご家庭でどのような工夫をしていますか?
の2点について意見交換をいたしました。

意見では、子供に気付いてもらいたいこととして、
・自分ひとりで生きているのではない事
・周りに支えられている事に感謝する気持ち
・他人に対しての思いやり、やさしさ、目配り、気配り
・何をしなければならないかを考える判断力
・勉強より大事なものがある事
・周りに流されずに信念を曲げない大切さ
・正義に
まだまだ意見はありましたが、覚えている範囲ではこのような事が子供に気付いてほしいという意見が出ていました。

気付かせる工夫としては
・言い続ける
・子供の話をよく聞き、コミュニュケーションを取る
・責任をもたす。
・気づいて欲しいことは、自分自身にも言い聞かせながら、話しかける。
等が出ていましたが、中々、気づかせるという事は、難しいことで、成長していく中では、気付かせたい事が変わってきており、また、気づいても行動を起こせるかという事になると、勇気も必要になってくるような気がします。周りに流されることなく、自分の意見を言う事も勇気がいることで、気がついて、言葉を発することができることも勇気のいる事だと思います。
 気づいて一歩まえへというテーマでしたが、私は、子どもが、何かに気がつき、何かをする時、「心配しなくていいよ」とか「間違ってないよ、大丈夫だよ」という背中を後押しする言葉を投げかける必要があると思います。自分自身もそうですが、何かをする時に不安に思う事があります。その時に掛けられる言葉によって救われることが多々あります。恐らく子供はもっといろいろな不安があると思われ、少しでも楽になれるような言葉をかけてやるのが親の役目のような気がしました。

 このような会において、自分も色々なことに気付かされます。それなりの話をしている親にとっても、大事な事を話し合ったような気がしています。
子供だけではなく、「自分も気づいて一歩前へ」です。