麻薬・覚せい剤乱用防止運動

 「手を出せば あなたの夢がきえていく」(磐田東中2年原田悠花さん)
 「日常に 別れを告げる その一回」(富士見高3年瀬上由佳里さん」
これは平成19年度の薬物乱用防止標語コンテストの中学生の部と高校生の部の最優秀作品です。
 

 覚せい剤や大麻MDMA、シンナー、非合法ドラッグ私たちの生活の中で簡単に手に入る時代です。薬物乱用の問題は決して他人事ではなく、すぐ近くの人が、身の回りの人が、また自分が手にしたり使用するような事ができます。安易な気持ちで手を出したりするとすべての物を失ってしまう危険なものである認識を再確認しなければなりません。「一回くらいなら」「使用してもすぐやめられる。」一回でも手をだしてしまったら大変な事になる重大さを、若い人ほど考えなければいけないし、回りにいる大人達は薬物を使用させない環境整備を徹底しなければいけません。
 麻薬・覚せい剤乱用防止運動静岡大会がロゼシアターで盛大に開催されましたが、富士市は全国でも有数な覚せい剤など薬物の使用がが多い市です。工業都市として、3交代での夜勤勤務者や取引しやすいパチンコ屋さんが多い事がまん延する原因と考えられています。それが、低年齢化し高校生、中学生、小学生までもが使用する実態があります。
 富士市では平成15年より「麻薬・覚せい剤撲滅都市宣言」をしていますが、安心・安全な社会にとってこの事はさけては通れないことです。真剣に取り組んでいかなければなりません。
 ヤンキー先生の「夢はにげていかない」という講演の中でも携帯電話一つで何でも手に入る時代になり、薬でも爆弾でも誰でもが簡単に入る怖い時代、だからこそ親が、教師が大人が今よりも回りに関心を持たなければいけないと熱く語っていました。愛情の反対は無関心である。だからこそまず自分の子供に嫌がられてもウザいと言われても、責任をもって関心をもとう。あらためて感じました。