土曜の夜に視察から帰ってきました。
今回の視察項目の1つでもある佐賀市下水道汚泥堆肥化事業は、佐賀市下水道浄化センターで発生する汚泥について循環型社会の構築による環境負荷の低減を図り処理費用の削減を目的として堆肥化による肥料・緑農地利用が有効と判断し、実施されている事業でした。
この事業は、国土交通省補助事業として、公設民営化方式・DBO(デザインビルドオペレート)により「下水汚泥堆肥化事業」として開始されており、DBOによる下水汚泥堆肥化事業は全国初として話題にもなりました。富士市においても下水汚泥の処理にはお金が掛かっており、今後の汚泥処理の仕方の参考になると思っています。
視察報告は、私が担当となっているので、しっかりとした視察報告は(気になる臭気や騒音、住民理解については)後日とさせていただきますが、今回の視察場所である、下水処理施設は佐賀市市街より30分程の有明海に面した干潟を埋め立てられた場所にあり、施設見学を終えた後、日本最大の干潟である有明海を見てきました。
今まで見て来た海岸と違い、泥沼のような海岸が一帯に広がっており、ビックリです。
泥遊びはできても、とても海水浴はできない場所でもあります。泥沼をよく見ると、ピョコピョコと沢山のムツゴロウが泳いでいると言うか、土の上を跳ねまわっている姿が見る事が出来ました。
有明海では、ムツゴロウやワラスボをはじめ、多くの魚貝類等の珍しい海産物も沢山獲れる漁場で有り、沖の方では、有明海独特の漁法である潟スキーとして有名なすいたを使っての漁が行われていました。
広大に広がる有明海の干潟を見ながら、豊富な漁業資源としての環境保護の為にも、有明海の水質汚濁を防ぐ為には関連する自治体では、しっかりとした、きれいな水と無害な汚泥に分ける下水処理施設は必要な事である事は伺えました。
(前日宿泊したホテルの前の居酒屋さんでムツゴロウを焼いて食べましたが、グロテスクな割にはおいしく頂けました。)