脳研30周年記念市民講座

 
一般質問で救急医療について質問をします。緊急度・重症度の救急搬送患者として、脳卒中患者がありますが、脳研病院開院30周年記念市民講座として、脳卒中について斉藤理事長からの講演があると知ったので聞いてきました。

脳研は脳卒中治療が中心の急性期病院で現在脳卒中専門病床は80床で稼働しています。特に脳卒中の治療において他と一線を画す高いレベルを示し、救急搬送が多い病院でもあります。近年では、市立病院の医師不足による救急患者は増加している状態で私の母も昨年搬送されました。脳卒中は時間が一番大事という講演でもいっていましたが、母が救急搬送され病院についての処置は実に素早いもので、救急車が到着してから手術までは実に短い時間で取りかかってくれました。そのような意味では、脳疾患においての心強い限りの病院です。脳卒中患者の発生は特に多い時期は、やはり寒い、1月・2月が多く時間帯では、朝起きぬけの6時から7時夕方の4時から5時が多いとされており、そう言われて見れば、母も、朝6時50分に倒れました。
説明の中で、脳卒中の予防のABCDEFとして
A,ALCHOL(アルコール)
B,BLOOD PRESUURE(血圧)
C,CHOLESTEROL(コレステロール)
D,DIABTES MELLITUS(糖尿病)
E,EXRICISE(運動)
F,FRESH AIR(新鮮な空気—喫煙)
であります。

また、発症してから3時間以内に投与すると効果が発揮するt−PAに関しても有効であり、その施設には富士地区では、中央病医院、脳研、富士宮市立病院、蒲原病院と挙げられていました。ただ気になる事は、時間が一番の治療薬となるなら、私が住む東の地域からでは、沼津の市立病院の方が近く、搬送されるのなら、富士地区医療圏内の病院ではなく、沼津の市立病院への搬送が適切であると感じました。その辺の広域的な連携による判断が求められると思っています。
斉藤理事長の話は、分かりやすく、聞きやすく、勉強になりました。脳研は30周年を迎えましたが、これからも「日本一の脳卒中病院」と言う大きな目標掲げ、「いつでも、だれでも何でも引き受けよう」との目標を達成する為に地域医療に尽力をしていく病院でもあり続けていくと期待しています。