よく、犬の散歩で現在、工事をやっている江尾江川調整池の前を通りますが、大分、調整池の壁面部分については完成してきています。
東部地域においては以前より水害問題がありましたが、私が議員になってからも、平成19年7月14日から15日にかけての台風4号では江尾・境地区では床上浸水16軒床下浸水69件やがけ崩れなど大きな被害をもたらし、翌年、7月4日にもゲリラ豪雨においても被害が発生し、全国的にも知られる水害常襲地となっています。
議員になり、大雨の中、水浸しになる光景を目の当たりに見て、何としてもこの地域の水害被害を無くす事は私の議員としての大きな役割の一つでもあると思いました。
議会においては
平成19年9月議会「東部地域の水害問題の早期解決について」
平成20年9月議会では「東部地域の遊水機能の回復について」
平成21年6月議会で「東部地域調整池(江尾江川・トツラ沢)開発に伴う水害予防について」
毎年、議会において水害対策について取り上げてきており、当局においても水害問題の解決に向けて多くの施策を取り組んでくれています。
本年度の事業として、堪水防除事業において江尾江川に18900トンの調整池の外壁工事が2月26日まで進められています。
早期事業着手をお願いしていた江尾江川区排水ポンプも9月には完成しています。
また、3月と9月には沼津線から下の沼川までの間の須津川の浚渫も終了しています。しかしながら、万騎沢の県道に罹る狭窄部分の改修は地質が弱い為に、次年度への工事延期となっています。また、本年より沼川流域委員会が開催されており、沼川の改修や田子の浦の石水門拡幅についての検討もされてはいるものの政権交代により公共事業の見直しもあり進みにくい状況となっている事は気になる所です。
来年度は引き続き、増川圓照寺上の18900tの江尾江川調整池の本体工事が始まりますし、万騎沢の狭窄部分に関しても取り掛かるとされています。今後の中では万騎沢区の排水ポンプの設置の着手や江尾江川の拡幅工事、また、トツラ沢の調整池の本体工事に入りますので春山川の浚渫の早期実現に向け働きがけをしていくつもりです。
水害常襲個所の道路整備も平行して進んでいますが、本年は大きな台風やゲリラ豪雨が無かった為に幸いなことに被害の報告はありませんでした。
地球温暖化進み、異常気象が叫ばれる中では、大きな被害が出ない安全な東部地域になる事が住民の願いです。