「日本を良い国と言って何が悪い」の講演会後の懇談会でご一緒させて頂きました。
日: 2009年10月14日
「危険人物の田母神です」
「危険人物の田母神です。」
開口一番の挨拶はこのフレーズで始まりました。会場は、ざわざわと一瞬どよめきましたがすぐに講師の田母神氏の話術に引き込まれていきました。
ある研修会の講師で前幕僚長の田母神俊雄氏の「日本を良い国と言って何が悪い」という講演会が開催され、一度は話を聞いてみたい、会ってみたい人でしたので、何はさておき聴講させて頂きました。すでに、テレビ新聞等のメディアにおいて鎮静化したものの、田母神氏は、幕僚長就任後一昨年の10月31日に、民間の懸賞論文へ応募した作品が日本の過去の侵略行為を正当化する内容で政府見解と対立するものであった事が問題視され幕僚長を更迭されました。政府での要注意人物と見なされ、退職となった後の証人喚問においても自身の論文内容を否定する事をないことを強調し話題となりました。
田母神氏は退職後、講演会を中心に活動をしており、月に20日以上こなす時も有るほどの超人気講師として活躍しています。自衛隊というと屈強なイメージを持つのですが、小柄で「言葉に慎重さが足りないのでは無く、身長が足りない」と言うような感じで、真面目な顔をしながら、ダジャレを入れたりするユーモアー溢れる田母神節は、重い内容である侵略国家は誤った歴史観であるという事、核廃絶はあり得ないという持論や政府の靖国参拝の考えに対しての批判もスムーズに納得させられてしまいます。
軍事費が下がっている状態は、軍事力が弱いと判断され国際社会においては実際的にはなめられており侮られている事であり、国際政治において弱い事を意味しているとし、拉致問題の解決もできない、より不安な社会にしている。国際政治はきれいごとでは片づけられず、基本は日本の国は日本で守るという姿勢を持つ為にも軍事のバランスは大切であるとし、最後に新しく政権を担当した鳩山総理には腹黒い総理になってもらいたいと延べて話を閉じましたが、時間はあっという間に過ぎ、聞きたりない中での講演会は終了しました。
立場がある中での言動は確かに叩かれる事はあったかもしれませんし発言に対しての評価は危険人物かもしれませんが、、これだけの知識と国を思う志に関しては、ある意味、尊敬の念も抱けます。富士市長を始め、国会議員、近隣の市長、議員も多数参加していましたが、どの様に捉えていたのかは気になりました。
歴史的認識に関しては自分でも調べてみたい気になり、今回、聞く機会が合って良かったと思いました。