この時期、毎年、風邪をひいてしまいます。2,3日前から頭とのどが痛く、鼻水と咳がでます。暑かったり寒かったりして、温度調整ができなのと、疲れが溜まってきており、居所寝をしたりして、体調を崩したようです。
明後日には、精密検査を受けに東京に行くのですが、風邪をひいているので、血液検査の結果が悪くなるのではとちょっと心配しています。健康に越した事はないのですが、病気になったら、頼らなければならないのが病院です。
富士市の拠点病院の役割を担う、富士市の中央病院が、黄色というか赤色点滅の危機が電撃的に報じられました。近年の医療事情は、メディアにおいて、「医師不足」「消える、産科、小児科」「救急病院の消滅」が各地域で問題が報道されていました。
富士市においても、現実的な問題として、来年の3月までに、産婦人科の医師を、全員引き揚げる方針が、派遣先の慈恵会医科大から伝えられたことが明らかになりました。もし、実質的に産婦人科が閉鎖されたら、地域の産科医療に及ぶ影響は甚大である事は明白です。富士市の医療崩壊に繋がりかねないと考えられます。中央病院に対しては、昨年、検討委員会が開催されており、答申書が市へ提出され、よりよい市民の信頼に応える病院作りを進めてきている最中で、まさに寝耳に水的な感じがいたしました。しかし、平成16年度に導入された新臨床研修制度により、研修医は研修先を自由に選べるようになった為、人手不足に陥った大学病院が関連病院から医師を引き揚げ始めていました。いつかはこのような事が起らなければとは思っていたのですが、慈恵会医大も、多分そのような中での引き揚げが、現実的になりました。
お産を扱う産科医が減少している状況では、深刻な問題に発展して行く事は明らかであります。安心、安全な社会には病院の充実は欠かせないことであり、安心して子供を産める社会にしていかなければ、ますます、少子化が進む傾向に拍車が掛かってしまいます。それと同時に若い人達の流失にも繋がると思います。
市長も、この崩壊の危機に「存続の為の、最大限の努力をする」と言っています。議会でも会派の代表が、この件で、緊急に集まる事になっています。なんとしても、市民の安心できる病院にすべく為の努力を、行政を挙げて全力で、取り組む時が来ているようです。