菊川市にある静岡県農林技術研究所茶業研究センターは令和7年(2025年)3月に通称ChaOI-PARC(Cha Open Innovation Practical and Applied Research Center)として生まれ変わりましので視察をしてきました。
ChaOI-PARCは、先端技術と基盤研究を組み合わせた茶の実用・応用研究を行う研究機関であり、茶の新たな価値を創造するオープンイノベーションの活動拠点として機能を強化しています。茶の品質改良から栽培管理技術、環境適応技術、また、新商品の研究、開発等の茶の新たな価値や需要を創出するため、産学官連携によるオープンイノベーションにより茶の多様な商品や食品素材、発酵茶等を試作製造する貸出施設を愛称「ChaOIファクトリー」(新商品開発研究施設)として再整備してあります。
施設内には、遺伝資源ほ場もあり、2500を超える品種があり新品種育成の活用がされています。
センター長からは施設の沿革を含め今後も、茶の品種育成や栽培・製茶技術をはじめ、土壌肥料や病害虫管理から新商品開発まで、持続可能な茶業の実現に向けて研究を進めていく説明がありました。大変、参考になりました。
富士市の茶業者の皆様にも一度は視察して貰いたい施設であると感じました。