マグロの初セリはデフレか??!

1月5日に初セリがあり、昨年はマグロが1億5540万円と驚きましたが、今年はなんと、昨年の20分の1の774万円。

どうして、そんなに値段が暴落してしまったか、違う意味でニュースを見ながら驚きました。

近年の築地初セリの状況では

07年413万円 銀座久兵衛&板前寿司
08年607万円 銀座久兵衛&板前寿司
09年960万円 銀座久兵衛&板前寿司
10年1628万円 銀座久兵衛&板前寿司
11年5649万円 すしざんまい
12年15440万円 すしざんまい
13年736万円 すしざんまい
近年マグロの価格が高騰していましたが、今年のマグロ最高値一変の背景として今年は海外の業者が参加しなかったためとされ、今年は昨年同様、チェーン店のすしざんまいさんが競り落としました。(初セリで高値で落とすことによる宣伝効果はあります)ただ、昨年の価格が異常であったのでしょうが、同じようなマグロがどうしてこれだけ値段が違うのか不思議です。値段が下がるという事だけ考えるとデフレでありますので、アベノミクス効果は、マグロには出なかったようです。冷静に考えれば、230キロのマグロ736万円でも十分ご祝儀相場であると思います。妥当な初セリの値段に戻ったと言う事でしょうか、でも、1億5000万も700万も味は変わらないという事だと思うと、今まで初セリバブルであって物の値段ってあってないものだと改めて感じます。
株高の経済指標は確かに上がっていますが、初セリだけみるとデフレ脱却はまだまだだと感じます。消費税導入が4月に控え、景気の動向はどうなるのか、景気浮揚が腰折れにならないよう、しっかりとした成長戦略を進めてほしいとあらためて感じました。