気になる施政方針

2月議会が始まりました3月22日までの37日間。議会のスタート日は、巷ではバレンタインデーでもあります。今更、チョコレートがどうのと言う歳ではありませんが、なんとなく気になります。でも、それより気になるのは議会初日に発表される市長の施政方針です。

補正予算等説明があった後、最後の発表でもありましたが、ページ数は21ページ。
54分の施政方針でもありましたが、秘めたる思いが強いのかいつもよりゆっくりの口調での施政方針でもありました。
市政運営では新年度を「富士市の都市活力再生 具現の年」として都市活力再生ビジョン」に掲げる4つの戦略として、「イノベーションの創出」「シティプロモーションの強化」「アーバンデザインの上質化」「セーフティの確保」とし、施策の大要では、第5次総合計画に位置付けた7つの施策に盛りだくさんの事業が組み込まれています。(細かい内容は、HP上で確認してください。)
内容もですが、年度途中の今年の12月には市長選がありますので、現市長の出処進退はどの様に考えているのか気になります。施政方針で触れていませんが、唯一、結びに「新年度は、私にとって3期目の仕上げの年であります」とあります。この言葉だけでは、分りませんが、市長の施政方針の中には、都市活力の再生には一朝一夕に成し遂げられるものではありませんが、より良い将来の為にまさに今この時が重要であるいう因果倶仁(いんがぐじ)の教えを倣うとしています。因果俱人とは、「原因と結果というものは必ず一致するものだ」と釈迦が説いた言葉だそうです。ドトールコーヒ—の社長さんの座右の銘でもあるそうですがそれには「自分の今日は過去の積み重ねとしてある。将来がどうなるかは“今現在やっている日々の姿”を見ればわかる。」としています。とするならば、新年度の取組み方を見ていればおのずと市長の答えが出てくるのかもと・・・・・・意味深の言葉であると勝手な解釈をしています。
市長の真意は測りかねますが、会派では施政方針に対しての質問に分担して取り組んでいます。いずれにしても、チョコレートのように甘い新年度ではないと思っています。