新進気鋭の匠人

富士市技能フェスティバルが開催された際に、平成25年度のふじマイスター「匠人」に選任された建築板金士の萩原氏と印章彫刻士の小澤氏の2人の紹介と挨拶がありました。

実は匠人の1人の小澤氏は私と歳は一緒でもあり、JC時代には親しく活動を一緒にした仲間でもありますので、若くして匠人に選任された事は誇りに思うと共に嬉しく思っています。
ある人に聞いたことがありますが、サラリーマン一人当たりのハンコ所有は約8本だそうです。日本は世界に例を見ない“ハンコ社会”でもあります。私自身も、実印、銀行印、の他にハンコは10本以上持っています。当然、実印、銀行印等は小澤氏に作ってもらいました。
富士市のホームページに匠人として小澤氏について
「印章に使用される文字は古く、文字の歴史を尋ね、古典を学び、篆書体を始めとする様々な書体を習得し、書体の持つ筆意を十分に生かした品位ある字入れを施す。彫刻の一刻一刻は慎重かつ丁寧で、印面全体が調和を成し、格調ある印を仕上る。
 日頃より先人の印譜を心掛けて求め、古典から得られる多くの情報を絶えず蓄積し、分析整理する事で、更なる知識・技能の向上に努力を惜しまない。揺蕩うことなく更なる高みへ進み続ける、新進気鋭の匠である。」
とされています。
ただ、ハンコ社会と言え、サインで済ませる事も多くなっており、また、電子化は進んでいます。職業としてのはんこ屋さんの厳しさはあるかもしれません。でもやっぱり、面倒だと思う事も多いですが、ハンコは日本の文化でもあると思っています。

これからも、富士市の新進気鋭の匠人として、技術・技能の保存・伝承や後継者の育成に励んでいく事をお願いしたいです。