映画館の無いまちでのイベント

映画「エクレール・お菓子放浪記」東日本復興支援 富士市上映会が開催されました。あちらこちらの後援団体からチケットが販売されましたが、所属団体でのお付き合いもあり、必要以上の購入を余儀なくされましたので、無駄にするのももったいないと思い家族で見に行ってきました。

どうして、この映画の上映会を富士市で実行委員会が組織され開催されるのか、パンフレットも読んでいなかった為に、あまり理解していませんでしたが、会場で実行委員長さんの説明を聞いて納得しました。
(伊藤実行委員長さんイベント告知で頑張っています)

この映画は静岡県在住の小説家西村滋氏の作品を映画化しており、戦争を背景に孤児である少年が力強く生きていく姿が描かれています。震災後の日本においても支えあう社会の大切さ感じながら、この映画の入場券一枚につき30円が義捐金として被災地に贈られる復興支援イベントでもありました。と同時に、実行委員会では、現在、富士市に映画館がない事に対して、映画館の復活を進めるきっかけとしていました。
私の趣味として、映画鑑賞とよく記載しますが、沼津や清水に富士宮に映画を見に出かけています。自分の住んでいるまち以外に行かなければいけないのは不便を感じますし、26万都市において、映画館が無い状況は本当に寂しい限りです。フィルムコミッションでロケ地誘致もしていますが、せっかく撮影されても見る場所が無いと言うのは情けない気もします。また、今回のイベントではロゼシアター大ホールで映画が上映されましたが、あまりに会場が広く、音響もよくなく、後ろの席では画面も小さいので子供の頃感じた映画の迫力と言うのを感じませんでした。
(フィルムコミッションさんも活動告知頑張っています)

30年位前に歌手の吉幾三さん「おら東京さいくだ」と言う歌があります。その歌の中には「薬やもね〜映画もねー何にもねーオらこんな村嫌だ、おらこんな村嫌だー東京へ出るだ〜」と歌っており、当時は笑いながら聞いた覚えがあります。
でも、今では笑えません。
復興支援を兼ねた映画上映会でありましたが、映画館の無いまちのイベントでもあり、本当にこのままでいいのかな〜と憂いてしまいました。