「何のため、誰のための成人式?!」

富士市では新たに2849人の新成人が誕生します。
新成人の門出を祝福する為に、ロゼシアターで一堂に集めた成人式が開催されました。
昨年の富士市の成人式では、一部の飲酒した成人による行き過ぎた行為で事件にまで発展してしまった事を受け、本年度の成人式では舞台そでに警備員が立ち、物々しい中での開催でもあった様な気がします。

本年度の変わった点としては、問題が起こらないように事前に入場券が発行されており、入場制限がなされ、関係者以外の入場ができくなっているとと共に、飲酒が認められる成人の入場はさせないようになっていました。また、今までは、来賓は式典終了で、退席していましたが、第2部のアトラクション終了までの参加となっています。
議員になってから、毎年欠かさず、成人式には参加していますが、相変わらず、ざわめきの中での開催であり、式典が始まっても、席に着かないもの、市長、議長の挨拶に際しても、式典と言う感じではなく、掛け声や旗を振ったり、口笛を鳴らしたりする始末でもあります。また、多くの参加者を会場に入れるために行われている第2部のアトラクションに関しても、始まると退席してしまう新成人も多く、プログラム終了までの残っている成人は、半分以下でもありました。
改めて、富士市の成人式に参加して
「何の為、誰の為の成人式」
なのか疑問に思ってしまいます。
ただ、新成人の数(2849当日参加者2105人)に対して、あきらかに入場できないロゼシアター大ホール(1500人)の会場については問題もあり、第2部のアトラクションも含め、富士市の成人式のあり方については検討すべき課題であることは感じました。

全国的には荒れた成人式はあるかもしれませんが、成人式が終わり家に帰ると被災地での石巻市の成人式がテレビで報道されていました。
参加したわけではありませんので内容は分かりませんが、テレビで見る限り、粛々とした式典は、災害で亡くなられた方への黙とうで始まり、復興を進める上での新たな決意を持った思いのある成人式であった様な気がします。

被災地ではありませんが、富士市の経済状況も厳しさが増します。
新成人の皆様には、富士市の為に、力を貸していただく事を心から期待しています。
あらためて、成人を迎えられた皆様、おめでとうございます。