東海東南海大地震勉強会

備えよ!東海東南海大地震〜駿河湾沖の津波の本当の威力とは!?〜と題して東海大学海洋研究所地震予知研究センターの長尾年恭先生の勉強会が開催されました。
今後想定される地変として、以下の事が考えられます。

・房総沖ないし青森沖でのM8クラスの地震
・アウターライズ津波地震(M8クラス)
・想定東海地震(連動の可能性極めて大)
・富士山の噴火(富士山は極めて若い火山)
気になる東海地震及びその津波は?に関しては、東海地震が来ることはすでに予想されており、それがいつ来るかと言う問題であります。また、東海地震で必ず大津波が発生します。静岡県の第3次被害想定では、基本的に東海地震が単独で発生した場合を想定しているが、現在の地震学の知識でも、歴史的に確認されている事実からも東海地震は過去1500年間で単独で発生した例は存在しません。現在ほとんど学者は次の東海地震は最低限東海及び東南海地震が連動し、さらに南海地震まで連動する可能性は極めて高いと考えているそうです。3連動を含めた、国、県の指針が一刻も早く出されることが求められていますが、時間はかかるようです。
津波対策への一考察としては、現状では根本的な解決策はなく、
・屋上のカギの解錠・屋上の手すり整備
・水平避難から、鉛直避難へ
としており、「Flood Map」で津波の浸水地区の確認ができることが話されました。
グーグルサイトの「Flood Map」は、水位の上昇によって水没する地域が分かるシミュレーションで、住んでいる地域が1〜60メートルまでどのように成るか確認できます。これは結構優れものであり、想定外の津波が来た時の参考になると思います。(自分の住んでいるところを確認してみてください)
地震の予知に関しては、前兆すべりが確認できれば、確実に地震が来ることが、伝えることが出来るが、24時間前位までの予知しかできないとしていました。しかし、24時間前に予知できれば、かなりの対策が打てるような気がします。でも、予知ができても、伝達方法が確立できなければと思っていたのですが、テレビやラジオで十分対応できるとの事でした。まだまだ、聞き足りない部分はありましたが、いい勉強になりました。
今議会では、地震関係の質問が多くされます。想定外の地震に対して津波を含めどのような対応がなされていくのか、多くの市民が注目をしていると思います。
市としての回答がどのようなものか気になる所です。