最近、何人かの女性の方から、子宮頸がんの予防ワクチン接種に関しての質問がありました。
「いつから、予防ワクチンの助成があるんですか?」
「対象は何歳からですか?」
「富士市の助成はどうなっているんですか?」
等々・・
子宮頸がんについては、近年では、20代から30代の若い女性に子宮頸がんが増加傾向にあり、この年代の発症するすべてのがんの中で第1位となっています。子宮頸がんになった場合、子宮や周りの臓器を摘出しなければならなくなることがあり、妊娠、出産の可能性を失うなど、女性にとって心身ともに大きな負担となります。
ちなみに私にも2人の娘がいますが、予防接種はしていません。妻からもどのように成っているのか聞かれましたが、年頃の娘を持つ、母親としては気になる話のようです。
子宮頸がんは定期的な検診と予防ワクチンの接種により100%防げる病気であると言われています。現在、富士市では、国が2年に1回と定めている子宮頸がん検診を、20歳から39歳の女性には毎年受診可能としていますが、今のところ5〜6万円かかる高額な予防ワクチンの接種費用の負担はありません。
以前、富士市議会においても、予防ワクチン接種についての質問はなされていましたが、予防接種についての有効性は理解しつつ、国の動向を見ての助成をしていくという答弁であったと思います。しかし、今議会において、補正予算が通っている中に、疾病対策の強化による安心の確保として、新たな疾病への対応として、国の補正予算により県に基金が設置される予定として、子宮頸がん予防ワクチン接種費用の助成が盛り込まれています。
また、現在開催されている県議会においても、国からの交付金により基金設置をして市町村への助成を進めていくことが明らかになっています。
富士市においての子宮頸がんの予防ワクチン接種費用助成として、
対象は中学1年生〜高校3年生
接種回数初回接種後、1か月後、6か月後に接種計3回(接種費用1回16500円)
助成額 中学1年生〜高校1年生は全額補助、高校2・3年生は1回つき10000円の助成
となっています。
実施は、来年の1月からとなっています。注意すべき点としては、高校1年生と高校3年生は、接種期間が6か月となると、高校2年生と高校を卒業してしまう状況になるために、助成額が変更されたり、無くなってしまうと心配なされる方がいるかもしれませんが、病院において証明ができる接種券を発行してもらえば、引き続き助成されるそうです。
ご安心ください。
なお詳しいことは、保険医療課に問い合わせをしてみてください。
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阿久沢さんを始め何人かのみなさん、ご理解していただけましたか?
富士市議会議員 荻田たけひと