富士市災害ボランティア連絡会

 8月11日に駿河湾地震があり、東海地震への危機感が募りました。9月1日にも防災訓練が行われましたが、実際の災害時において混乱の中でのトラブルを回避する為に組織されている「富士市災害ボランティア連絡会」の話を聞いてきました。

 

連絡会の会長・副会長が説明をしてくれたのですが、会長の渡邊雅子さんは、名刺交換をし話してみたら、私が尊敬する紺屋製紙の山本社長の妹さんでした。(聞いてびっくりですが、兄弟で様々な所で活躍されている事にも驚きです)
清水副会長がパワーポイントを使って説明してくれました。

連絡会の構成団体は現在9団体です。
団体名 団体の概要・活動内容 としては、
1、富士市災害救援バイク隊
ペガサス オートバイの機動力を最大限に生かし、災害時に情報伝達・医薬品など緊急物資を輸送。普段はツーリング゙を兼ねた技術訓練の他、応急救護訓練等を行います。
2、富士市アマチュア無線
非常通信協力会 被災地の情報収集・避難所間の連絡、災害対策本部との情報交換などを行う音声の他に画像情報も伝達する。個人で無線を行っている人たちの集まりです。
3、災害ボランティア コーディネーター富士
災害時にボランティア活動を迅速且つ効果的に行うためのコーディネーター役を担う。
県が行う災害時ボランティアコーディネーター養成講座の修了生の集団です。
4、NPO法人災害救助犬静岡
全国災害救助犬連合会に加盟する団体で、毎週土曜日、小笠郡菊川町の訓練場に集合し実践的訓練をしている。救助犬として使用できる社会奉仕活動の参加も積極的に行っています。
5、富士市職員退職者連盟
 市職員のOBで組織する団体、現職の時の知識・技能を生かせるのが強み市内の隅々まで細かなことが良く分っています。
6、富士RB
RB(ジャパン・レスキュー・バイク)はオートバイの機動力と全国的なネットワークがあるのが強み、他市・他県との連携は引き受けます。また災害時の情報活動・救助活動をサポート します。
7、富士市ボランティア連絡会
市内の福祉ボランティアの連絡会。 普段は視覚・聴覚障害のある方のサポートや車椅使用者の移動など約40のグループ゚に分れて活動し、災害時には要介護者のお手伝いが可能
8、富士市まとい会
市の消防団のOB。 災害時には危険を伴なうことが多いが過去の経験を生かした活動をします。
9、静岡県看護協会
富士地区支部 災害ボランティアナース育成のための研修の企画・実施、災害発生時のボランティアナース派遣の窓口などの活動を行っています。

災害が発生するとフィランセにボランティア支援本部が開設され、ボランティアの受け入れや物資の配分等を行ないますが、会の構成団体が専門性を生かした中で効率的な復旧に力を入れてくれるそうです。
災害時には心強い組織であると実感しました。