議員になってから、これは何とかしなくてはならないと言う事柄の一つとして、私の地域の水害問題の解決があります。この事については、私は、すでに議会でも3回取り上げていますが根本的な解決にまでは至っていません。
現在、水害対策として、須津川の浚渫、万騎沢の改修、堪水防除事業として、江尾江川から沼川への配水ポンプ建設、増川へ1万9000トンの調整池が進められています。多くの対策は進められていますが、行きつく先は、沼川の改修と田子の浦の石水門の拡幅と言われています。
そのような中で、本年、県の沼津、富士土木事務所により、「富士川水系沼川流域委員会」が立ちあがり整備計画の見直しが図られ始めました。私は委員ではありませんが、水害常襲地に住む議員として、治水対策についてはしっかりとした話し合いをして頂きたく、オブザーバーとして参加しようと思っています。
県土木の方にお願いをして、委員会開催についての案内を知らせて貰えたので、先日、行われた「第2回富士川水系沼川ブロック流域委員会」へ出席してきました。委員は沼津市長、富士市長を始めとする市民、各団体の代表及び有識者で組織されており、定期的に会合が持たれるようです。傍聴もできるようになっていますが、傍聴要領により、写真撮影、録画、録音ができない為、会場の様子は残念ながら写真を撮る事はできませんでした。治水については、流域及び河川に対する課題として、石水門の付近の流化能力見合いの改修、東部地域の河川改修が遅れており、沼川本川、江尾江川、高橋川等流化能力が著しく低い状況、山地から暖勾配である沼川及び支川下流部に一気に水が流れ込む事により流域からの内水排除が困難が挙げれていましたが、いずれも今まで、私が議会で問題にしている事柄でもありました。雨水浸透施設の整備については、富士市が進めている為に河川課長から説明がありましたが、未だ全世帯数の0,38%と整備が進みにくい状況であるとしていました。この事については先進地域を視察した中で、来年以降新たな取組みを進めるようです。
その他にも沼川流域のソフト部門の取り組みの説明がありましたが、今後とも会合に出席し整備計画の進展を見守りたいと思っています。