新春に無声映画を楽しもう!!

12月18日の静岡新聞に「時の人」として、音の匠に選ばれた活動弁士の沢登翠(さわとみどり)さんの記事が掲載されていました。

40年近く、無声映画に台詞や語りを吹き込んできた功績が認められ、日本オーディオ協会が顕彰する「音の匠」に選ばれました。沢登さんは、大学を卒業後、家族の反対を押し切って故松田春翠に弟子入りをし活動弁士になり、今では日本を代表する弁士として国内はもとよりフランス、アメリカ他の海外公演を通じて弁士の存在をアピールし高い評価を得ている方でもあります。
その沢登さんの事を新聞に掲載された時は知らなかったのですが、大学の先輩になることを知りました。

でも、大学の先輩と言うだけで面識も繋がりはないと言えばそれまでですが、実は富士市のロゼシアターで1月10日に沢登さんが弁士になり、「活弁+活動大写真」が開催され、演目として、「チャップリンの冒険」「ロイドの要人無用」が上映されることを聞きました。主催は文化振興財団ですが、たまたまロゼシアターへ顔を出した時に、大学の校友会を通じてお知らせをして欲しい事を頼まれました。年の瀬の忙しい時で、無理なお願いをするなと思いましたが、校友会の支部長に頼み、連絡をして頂けることになりました。ですから、そのような関係で私も微力ながら、ブログを通じて、沢登さんが出演する無声映画の宣伝をさせて頂きます。
沢登さんは活動弁士と言う仕事をしていますが、無声映画の魅力を簡単に言えば、台詞が利用できないが故に画面で表現することに最大限の配慮と考慮が成されたことにあります。特に1920年代後半の無声映画の絶頂期においては、表現手法はその極限にまで達し今日的な観点から見ても先鋭的に感じられる作品が少なからずあります。無声映画こそが映画の原点であります。懐かしの無声映画をぜひとも、富士ロゼシアターでご覧ください。全席指定で1800円です。
新春に映像、楽団の生演奏そして、沢登さんの弁士としての語りが一体となる無声映画は、今の映画とはまた違う楽しみが体験できると思います。
学校の先輩が活躍してくれる事は本当にうれしい事でもあり、少しでも、力になれればと思っています。
当日券もあるそうです。
問い合わせは、ロゼシアター0545−60−2500です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。