教習所も変わってきています。

私は、免許を取って、30年以上経ちましたが、自動車教習所のイメージは、強面の教官に怒られながらハンコをもらう、余り良いものではなかったような気がします。

今では、教習所の先生も女性が多く、マッサージやネイルサービス、教習所に通いながら英会話なども学べるなど免許を取るだけの場所ではない工夫がされ始めているそうです。
少子化が進む中では、教習所は大きく変わったというか変わらないと経営が成り立たない状況のようです。特に首都圏では、熾烈な生き残りをかけた経営が求められていますが、逆境の中でも業績を伸ばしていている全国でも有名な武蔵境自動車教習所の高橋会長の話を聞いてきました。(議会が始まり、勉強をしなければなりませんが・・・・・・)
 
 高橋会長の武蔵境自動車教習所はJR中央線、西武新宿線沿線にたくさんある自動車教習所のなかで、決して条件のいい場所ではないにも関わらず、連続「年間入所者数No.1」をはじめ、東京都指定自動車教習所協会の「年間入所者数ベスト20」にも、平成10年以来、つねにベスト5の座を占めている優良会社です。

その理由として
“共尊共栄”の経営理念のもと、全社員と経営者、幹部社員が三位一体となり、経営計画の実現に邁進しており、具体的には、お客様満足度の向上、社員満足度の向上、そして、地域社会への貢献度のたゆまぬ努力であるとしていました。また、信念としては、社員の満足なくして、お客様の満足はありえないとしています。徹底した社員満足度を増すことにより、顧客満足度が増すという考えの基で、年間15〜16億円の総収入のなかから、毎年3000万円を教育費に割り当て、社員のレベルアップに努めていますが、仕事に意欲的な社員に対しては、男女の区別なく、希望する職種への配置転換を図るなど、バックアップ体制が取られており、資格を取得したいという社員には、補助金制度を設けて支援するなどしています。

 「出る釘は打たれる」、といいますが。人事理念として「出る釘は伸ばす。」と掲げており、社員が企業力であることを強く述べていました。社員の能力が上がり差別化されことでその結果、お客様の満足度日本一を目指すことができ、常に教習所に通う人の満足度を上げる努力をしている状況が、他の教習所よりも高い値段でも、また場所が悪くても入所率が高いことを結果として出ています。また、地域貢献に力を入れており、餅つきや花火大会、フリーマーケットなど地域の方に教習所を広く開放していますが、利用している子供たちが将来のお客様に繋がるとしています。
教習所の経営の話ではありましたが、世の中の仕組みが変われば、変わらなければ生き残れなく、環境が悪いからどうのこうのでなく、与えられた環境の中でどうするかを考えることが大切で、変われる人間は学んでいる人間であるとしていました。
私も変われるよう、常に学んでいく姿勢は保とうと思っています。
(いい勉強ができました。)