加古川駅南ミニ市役所

 総務市民委員会の2日目の視察地加古川市は、兵庫県の中央部に源を発し瀬戸内海に注ぐ一級河川、加古川の水の恵みを受けて発展してきた、喫茶店とパチンコ屋さんが多いまちです。

 2002年4月には「特例市」に移行を果たし、「政令指定都市」や「中核市」につぐ分権時代の新たなリーダーとして期待されています。

 人口は26万余、富士市と同規模の市でもありますので、期待して視察をさせていただきました。
「行政は市民の幸せのためにあります。一般企業であればカスタマサービスがあるように、単なる行政運営としてではなく、顧客満足度を高める行政経営として市民サービスの向上に努めたいと考えます」
 と言うように、加古川市は市民サービス向上が、重要なポイントとして位置付けています。

 2004年4月、市民サービスの向上と中心市街地の活性化を目指し、「加古川駅南ミニ市役所」をJR加古川駅南側に新設した訳ですが、その背景には、郊外型大規模小売店や、コンビニエンスストア等の相次ぐ進出により、駅前商店街における空き店舗が増加し、中心市街地の空洞化が進んだため、活性化を図る観点から駅周辺に集客を促す行政複合施設をJAビルに設置しました。
 加古川市民センターと加古川駅前市民サービスコーナーを統合したミニ市役所では、住民登録や印鑑登録、市税関係、各種証明書の発行など、各種行政手続きを行うことが可能です。このミニ市役所の最大の目玉は「88サービス」。平日のサービス時間延長と休日市民サービス拡充のため、土日・祝日を含めて朝8時から夜8時までサービスを行っています。
「通勤の行き帰りなどに気軽に立ち寄れるため、従来の2カ所を合わせたよりも約1.5〜2倍にまで利用率が上がりました。また、高齢者の利用も多いようです」
と担当者が言ってたように、に88サービスは、現在、大きな成果をあげています。
 
 

 
 加古川のB級グルメと思われる「かつめし」はあちらこちらにのぼりがあります。ご飯の上にかつをのせデミグラソース系のたれをかけ洋皿にお箸で食べるスタイルが大まかな「かつめし」と曖昧な定義がされている、加古川市民が愛す郷土料理だそうです。
 もし、行く機会がありましたら、どうぞ食べてください。

(視察報告第一弾。つづく)