消費税8%、厳しい春の予感。

4月1日より17年ぶりに消費税が上がりました。
前日の31日には駆け込みでガソリンスタンドには閉店間際まで列ができていました。また、コンビニでも深夜タバコをカートンで買うお客さんを見かけました。内閣府の試算では消費税が5%から8%に上がる事による負担は国民一人当たりで約5万円増えるとしています。

ただ、負担増は消費税だけではありません。
この他、年金、医療、介護、子育てにおいても変わる事があります。
年金においては、支給額を0,7%減額。国民年金を月210円増額し月1万5250円。
医療では、70〜74歳の医療費負担を1割から2割にアップ。診療報酬の見直しとして例えば初診料を120円、再診料30円値上げ。
国民保健後期高齢者医療制度の見直しでは低所得者には負担軽減を拡充するものの高所得者は引き上げ。
介護では40〜64歳の介護保険料が平均の月額が307円上がり5273円(負担は労使で折半)になる見通しです..
子育てにおいても、児童扶養手当を0,3%減額、ただ育児休業給付は賃金の50%から67%増加します。
所得の低い人への臨時福祉給付金や負担軽減策、子育て世代への臨時特例給付金、住宅購入の支援等はあるものの一般的家計には厳しい新年度のスタートであります。
楽観的な見方としては早ければ6月頃には景気が持ち直すのではとありますが、今回の消費税導入により景気の腰折れにならなければいいのですが・・・更に15年10月には10%。
新年度から厳しい春の予感がよぎります。
政府の言うとおり、「みんなの安心を、もっと、ずっと」本当にお願いします。