昨年の6月議会において「目指すべき田子の浦港の姿の実現について」と題しての一般質問をしました。
有り難い事に、港湾振興については新年度の施政方針や予算において大きく反映されています。
「荻田たけひと通信No23」として議会報告もしましたが、改めて質問趣旨と市長答弁の要約としては
質問要旨
富士市にとって田子の浦港は重要な社会資本の1つであり、工業港として繁栄してきた経緯においては今後も産業基盤整備としての津波対策を進めた上での港湾振興は進めるべき事であり、世界文化遺産を契機に富士山の一番近くの富士山がきれいに見える港としての観光面でも有効活用はすべき事である。また、港は県管轄であっても、港湾所在市としてのイニシアチブをとっての周辺整備を含めた総合的な田子の浦港の将来ビジョンを策定することを求める。
市長答弁
バルク連携港としての機能強化は図っていく事と同時に富士市は富士山の玄関口との役割から田子の浦港を工業港だけではなく観光面に最大限利用するとし、世界遺産を契機に世界文化遺産の富士山を海抜0メートルから見る事が出来る港として客船・帆船の誘致活動に積極的なセールス活動すすめる。また官民一体となった津波対策として「田子の浦港津波対策協議会」の新設に向けて県へ積極的に要望する。今後、アクションプランでの推進計画が出次第、将来ビジョンの検討も進める。
私の所感
目指すべき田子の浦港の姿は「時代に対応した産業港として、災害に強く、人が交流する賑わいのある富士山のウォーターフロント」であるべきです。
既に新聞報道もされていますが、新年度では、田子の浦港周辺地域の防災、観光拠点として活かす方法を見出すために同市内の官民による「田子の浦港振興ビジョン推進協議会」が発足すると共に津波対策計画策定やグランドデザインも策定されます。その他にも、仮称田子の浦港海上祭り開催、洋上セミナー事業への負担と港湾振興費に予算に組み込まれています。
昨年質問したことが十分に活かされている事には、前市長、新市長には感謝いたします。
付託されている環境経済員会で審議も終了しています。
4月14日には、地元代議士を中心としてではありますが、国交省を交えての田子の浦港の勉強会が予定されています。
新年度より、「目指すべき田子の浦港の姿」に大きく前進していく事を感じます。
それとは別に、私が所属する文教民生委員会に付託された案件の審議が無事終了しました。
色々な面で、ちょっと一安心です。