悪天候の中での慰霊祭。

 日本では戦後65年経ち、戦争は遠い昔の話ではあるのかもしれませんが、今ある平和はやはり、尊い犠牲の上に成り立っている事は忘れてはいけない事でもあります。

私が住む地域では、毎年秋分の日の23日は、神谷緑地公園に隣接した軍人墓地において、224の戦没者英霊の御霊に対して、合同慰霊祭が開催されます。
しかしながら、今年の慰霊祭は今までと様相が異なりました。朝から雨が降り始め、開始時刻の9時にはどしゃ降りの悪天候となってしまいました。私も議員になってから、4度目の参加ですが、このような中での慰霊祭は初めてでした。
朝出かける時にも、雷も鳴りはじめていたので、もしかして中止と思ってしまいましたが、中止の連絡もないので取りあえず、現地まで行ってみました。

すでに、多くの方が集まっており、慰霊祭は開催される事は分かりました。雨が降る中でテントに入り、
「あいにくの天気となりましたね。てっきり、中止かと思ってしまいました」
と言うと
先輩議員から、
「7〜8年前にも大雨の中、開催してるんだよ」
と慰霊祭に関しては、天候に関わらず、開催される事を教えられました。
(雨が降ろうとやりが降ろうとどんな状態でも、中止にはならないそうです)

今年の夏は特に暑い夏でした。
そのような意味では、雨が降り涼しくなり、眠っている英霊にとっては、過ごし易くなったのかもしれません。

65年の歳月は経っていますが今年の慰霊祭は、雨が降った事により、参加した人達には、印象深くなり、英霊への思いや平和の尊さを今まで以上に感じる機会となりました。
大雨の中、粛々と地域のお寺の住職達によるお経が唱えられ、祭文や追悼文が読まれ、遺族を始め、参列した人達にとっては大変でしたが、何とか慰霊祭は無事終了する事はできました。

終了と同時に、私は雨が降る中、慌てて、富士のフィランセでの健康祭りに参加をしに出かけましたが、こちらも雨天決行でした。