景観形成は街のブランド力にも関わる重要な事であるのは言うまでもありません。
多くの自治体では、景観に配慮したまちづくりは進められています。その中で、屋外広告は街に活気をもたらし、人々に様々な情報を与えてくれていますが、放置して行くと無秩序な状態で氾濫し景観を損ねてしまう為に、景観を形成する上では、考えなければいけない事でもあります。
富士市においては昨年「富士市景観形成ガイドライン」も作製されていますが現在、屋外広告物条例にも取り組んでいますので、私も平成18年より毎年県で開催している「景観講習会」に参加してきました。
島田市の地域交流センターでの講習会には、県内の市、県の行政職員を始めとして、街づくり団体、広告業者等150名が参加していました。
講習会の内容としては、
基調講演
「景観に配慮した屋外広告物の色彩デザインについて」
筑波大学準教授山本早苗氏
事例発表1
「袋井市屋外広告物条例について」
事例発表2
「小田原市屋外広告物条例について」
でした。それぞれ大変参考に成りましたの機会があれば詳しく報告いたします。
広告物が多い事は、経済的に活発な証拠でもありますので、屋外広告を活かす為にも、街並みや建造物の整備も進めなければいけない事でもあり、その為には行政が関わらなければいけない事であると思いました。ただ、しっかりしたルールは必要でありますが、条例ですべてが解決する訳では無く、建設や広告看板に携わる関係者の協力や住んでいる人達の意識の向上は不可欠な事でもあります。
富士市の取組みについても勉強せねばと改めて思いました。
なお、9月1日から10日まで、「屋外広告物適正化旬間」です。富士市でも、条例が無い中では、県の屋外広告物条例によって、パトロールが行われると思いますが、美しい自然景観や潤いのある都市景観を形成して行く事は多くの人が求めている事でもあります。