電車で行く沼津。

 青年会議所は、40歳になると卒業をしなくてはならない団体です。私は、8年前に卒業をしたのですが、当時、理事長をした県内の仲間で、同窓会が沼津で開催され、電車で行きました。


 年長の沼津の橋本さんが音頭を取って、声掛けをし、同期の県内の24人の理事長経験者のうち、7人が参加し、懐かしい顔あり、普段よく見ている顔ありの楽しい会でしたが、遠くからは、天竜から石野ちゃんが来ており元気そうで何よりでした。スーパー青木の社長は、白く染めているかのような真っ白けの髪でとても私と同級生とは思得ません。話も弾みつい飲み過ぎてしまいます。

 沼津で会合など開催されると、いつもどのようにして行くか悩みます。私は、富士市でも東部地域に住んでいます。ですから、私の家から、沼津までは、直線距離にすれば、さほど距離がありません。距離的には近いのですが、公共交通を利用すると最も遠い場所なのかも知れません。

 公共交通を使うとなると、まず、岳南鉄道(岳鉄)江尾駅から吉原駅まで、行きJR東海道線に乗り換えて、吉原駅から沼津までいきます。岳南鉄道を使うと、所要時間は、およそ、岳鉄30分JR15分計45分乗継を考えると、1時間以上はかかり、切符代も岳鉄350円、JR320円計670円と時間とお金がかかります。公共交通を使うとなると、不便な場所でもあります。
 岳鉄を使わずJRだけで考えると、家から、JR東田子の浦駅まで、約2キロだと思いますが、一番近い駅となり、東田子から沼津までは、電車で10分でいきます。その場合は、JRの切符代が230円で済みます。私の住む須津地域から、東田子まで歩けない距離ではありませんが、市道柏原ー江尾線が整備されていない為、ほとんどの人は歩いて行く人はいないのが現状です。自転車も通りにくい危険な道路ですので、この道路整備は多くの人が待ち望んでいる事でもあります。(私は議員として、この道路整備を推進していくつもりです)
 私の地域の通勤や通学でJRを使う人は、岳鉄は使わず、車でJR東田子の浦駅、若しくは、吉原駅に行く人が多いのが実態であると思われます。ですから、岳鉄は使わず、車で送り迎えをしてもらうのが、便利で、それがない場合は、岳鉄を使うより、タクシーを使った方が良いくらいです。
 そのような意味では、車の送り迎えがしやすいように、JR東田子の浦駅に北口乗車口ができれば、須津、浮島方面の人達は便利になると訴えています。
 私の住む東部地域では、JRの駅が近くにあれば、便利ですが、それに接続するのが岳鉄だけでは不便で、公共交通を推進しても、結局は、車にたよる社会から脱却できないと思われます。今後、江尾ー東田子の浦への公共交通が考えられる中で、DMVが導入されようとしてますが、期待も持たれる反面、どれだけの人が利用するかは、不安材料でもあると思われます。

 近いようで、遠い場所、沼津で、懐かしい仲間と酒を酌み交わし、夜中に、最終電車でJR東田子の浦駅の降りったって、自分の住むまちの公共交通について改めて考えています。