9月定例会一般質問通告文掲載。

9月定例会での私の一般質問通告文を掲載します。
長いですけど、興味がある方はご一読を!
さらに興味を持たれた方は10月5日午前10時登壇しますので、傍聴をして見てください!!

1.「富士市唯一の国指定史跡浅間古墳の整備を含む史跡活用について」

富士市には歴史的にも文化的にも重要な埋蔵文化財が存在する。市内には現在800の古墳があるといわれ、特に富士市東部に多くの古墳があるとされる。須津・浮島地区においても縄文時代、弥生時代の遺跡も発見されており、古墳時代の遺跡は須津・浮島地区から数多く発見されている。須津地区に多くある古墳は須津古墳群と名づけられ、その古墳の中には、国指定の浅間古墳、県指定の琴平古墳、市指定の千人塚古墳と指定文化財に史跡認定されているが、1つの地域に重要な遺跡が3つ存在することは全国的に珍しいとされる。しかし、その価値は多くの人に知られていない。と言うのも、これらの史跡は重要な富士市の財産でもあるが、史跡指定以来現状での保存で、整備や活用が十分行われていないのが実情である。

文化財としての史跡は富士市の、地域の重要な公共財産であるならば、その価値を高めるためにも整備をする発掘調査の必要性は感じる。ただ、一般的に学術調査としても発掘調査は難しく、国指定史跡浅間古墳であっても長年において、発掘調査が行われないままである。しかしながら、今後は、重要な史跡は保護、継承していくだけではなく、富士市の財産として活用、発信するためには発掘調査を市として求め進めるべきである。

富士市の東部に光を当てたいという思いは強いが、情報発信を含め、将来的には史跡の活用に向けての内容確認の発掘調査が行われれば、地域の文化・歴史が明らかになり教育に寄与したり、富士市の大きな観光資源になりうる可能性を秘めていると思われるので以下の質問をする。

(1) 富士市の重要な史跡の保存、管理及び史跡を含む埋蔵文化財の発掘調査の考え方は。

(2) 富士市で唯一の国指定の浅間古墳の活用に向けて、地域、所有者、専門家、行政等を交えての整備計画が必要と思うがいかがか。その上で、今後、国・県に対しての発掘調査の整備要望をすべきと思うがいかがか。

(3) 富士市東部の史跡を観光振興や教育に活用する観点からももっと有効に利用すべきと思うがいかがか。

2.「キャリア教育先進市としての充実とさらなる取り組みについて」

日本社会においてさまざまな領域において構造的な変化が進行している。特に産業や経済の変容は雇用形態の多様化、流動化にも直結し、子どもたちの中には将来に不安を感じ、学校での学習と自分の将来との関係に意義が見いだせずに学習意欲が低下している状況があるとの指摘もある。このような中で、キャリア教育として、一人一人が「生きる力」を身につけしっかりとした勤労観・職業観を形成・確立し将来直

面するであろうさまざまな課題に柔軟かつたくましく対応する力を高めることが求められてきた。その上で、キャリア教育は、新たな定義として「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と示され、より重要性は増している。

私も富士市でのキャリア教育の推進については、議会でも何度も取り上てきたが、既に富士市では、キャリア教育の重要性を十分認識の上、各小・中学校での職業講話、職業体験を初め、男女共同参画授業の実施、富士市立高校では探求学習としてキャリア教育の積極的な取り組み、企業等と連携してのキッズジョブや若者の為のキャリアデザイン支援室であるfきゃるでの対応等キャリア教育を取り巻く環境は高い評価をしてもよく、あらためて、富士市はキャリア教育先進市と言っても間違いはない。また、現在では、富士市のキャリア教育を研究する懇話会が設立されてシンポジウム等の取り組みが行われており、商工会議所青年部及びfきゃる等の力を借りてキャリア教育の充実が図られている。ただ、先進的なさまざまな取り組みはあるものの連携のあり方や懇話会を進めていく上での課題はあると思われる。

今後、キャリア教育の先進市として、子どもたちのためのキャリア教育を推進、充実していく上では、議会で以前から求めて来たこととして、学校、地域、企業、団体、NPO、行政等、組織的、一体的な連携の関係及び仕組みづくりが重要である。現況の懇話会の充実はもちろんだがさらなるステップアップをして、キャリア教育を推進する時期が来ていると思われるので以下の質問をする。

(1) 富士市のキャリア教育の現状や課題をどのように捉えているか。

① 学校においての職業講話、職場体験、男女共同参画授業の実績は。またfきゃるとの連携はどのように進められているのか。

② 富士市立高校においてのキャリア教育の状況は。

③ キッズジョブの状況をどのように捉えているか。

④ 富士市のキャリア教育を研究する懇話会での取り組みは。

(2)あらためてキャリア教育の充実を図る上では(仮称)キャリア教育推進協議会の設立を進めるべきと思うがいかがか。
以上