地域で男女共同参画をすすめるには

 本年、富士市では内閣府の指定を受け、県内では島田市に次いで2番目の「男女共同参画宣言都市」となりました。11月14日にはロゼシアターで富士市男女共同参画宣言都市記念事業が開催されます。

 それに先立ちか定かではありませんが、私の地域においても、男女共同参画推進事業として、「地域で男女共同参画をすすめるには」と題して、静岡県立大学国際関係学部の犬塚協太教授の講演がありましたが、最初に男女共同参画と言う事に対しては、政権が変わってもこの事に関しては大きな流れは変わる事は無いほどの21世紀の最重要課題であり、また、決して女性の問題ではなく、女性だけの問題であるとしないでまず男性がイメージを変えて頂く事が大切なことである事を前置きで話が始まりました。
 先生の話は大変分かりやすく、今までの性別役割分業社会典型的なジェンダー(男と女の決め付けた役割)が支配する社会から、すべての人が性別に関わりなく対等に、お互いの個性や能力を認めあい社会のあらゆる領域に共に参画しその成果を分かち合える社会への転換が、求められており、近年のキーワードとしては、「ワークライフバランス」を挙げていました。
 地域で男女共同参画をすすめるにはまずは、身近な意識と行動として、自分の中のジェンダーに気づき出来る事から少しずつ変えていくとし、男女共同参画を目的とするのではなく、地域のまちづくりにおいても地域の抱えている問題を解決する為にはより多く男女に関わってもらう事により役立てもらいたいとの事でした。
 私は料理を作ったり洗濯をしたりする家事をする事は学生時代から抵抗はありません。ですから、妻よりも返って食事を作るのが多いくらいです。今は議員になり時間が取れなく子供に接する機会が少なくなりましたが、子育ても妻任せではありませんでした。そのような意味では、ジェンダーはすでに多様化しています。基本としては、仕事も家事も誰がと決め付けるのではなくお互いに出来る事をやればいいと思っています。
 激しく変わる社会において、男女共同参画は社会を元気にする為の有効的な手段であると考えられます。